年の瀬に税務署へ

朝早起きして、領収書の残りを足す。合計は出たものの、書類の書き方がちんぷんかんぷん。関連しそうな書類を持って、自転車で荒川税務署へ。そもそもこの年の瀬に、ナンでこんなコトやってるかと云えば、2年前(ココ、傍点ね)の確定申告を怠っていたために、健康保険証は使えなくなるわ、住民税に追徴金が掛かるわのキビシイ事態になってしまったからだ。確定申告してないと、収入全部をもとに保険料と住民税が算出されるため、ムチャクチャ高額になってしまう。で、払えなくて……という悪循環。確定申告の時期に提出をしさえすれば、こんな思いするコトないのだが、夏休みの宿題から30年経っても同じことを繰り返している。


税務署に行って、窓口の女性に書類の書き方を教わる。しかし、以前だとつきっきりで計算方法を教えてくれたのに、昨今の税務署は人手不足なのか、この女性がペラペラっと説明しては、すぐ奥の席に戻ってしまう。かなり省略した説明なので、何度も呼び返して、教えてもらう。1時間ぐらい掛かって、ようやく書類を完成し、提出する。還付金が入るようなのでひと安心。


だが、今日の用事はまだ終らない。提出した確定申告の控えを持って、区役所に回らないといけないのだ。まだ時間が掛かりそうなので、区役所近くの〈三岩〉で、銀だら煮定食を食べる。ここの魚はうまいなあ。区役所の税務課に行き、控えを見せて説明する。来年1月に住民税の額が判るとのこと。けっこう悠長なのだ。健康保険の係りにも行き、いちおう事情を説明した。すべて終ったのは1時過ぎ。だけど、今日終ったのは平成15年度のものでしかなくて、16年度も近いうちになんとかせにゃならん。それが終ったら、もう次の申告の時期がやってくるのであった。……なんか、原稿の締め切りに似てるなあ。


ちょっと休み、仕事場に行く。本のリストをつくったり、メールを書いたり、その他もろもろ。7時に千駄木の〈千尋〉で旬公と会う。寒いのでぬる燗の酒を飲み、牡蠣のブロッコリー炒め(超美味!)とプチ海鮮丼を食べる。ビデオ屋に寄ってウチに帰り、ビデオで《裸足のピクニック》(1993)を観る。矢口史晴のデビュー作。主人公の女の子が、続けざまに不幸のラッシュに襲われるというのは、次作の《秘密の花園》(1999)と似ているけど、本作のほうがダークな笑いに満ちている。最初のあたりなんか、とてもコメディには見えない。あがた森魚が車とぶつかったり、泉谷しげるがケツを刺されたりするのも、なんだかオモシロイ。明日は久しぶりに映画でも見に行くかなァ。


【今日の郵便物】
★古書目録 宇都宮東武