編集者たちの夜

今日も大雨。11時前に仕事場へ。4日ぶりだ。メールをチェックし、次号の目次をつくる。コレで行くことになり、ひと安心。今日の対談の資料を読んだりしているウチに、出かける時間だ。有楽町に出て、〈中園亭〉でルースーチャーハン。まだ腹具合が良くなく、快食とはいかず。〈ブックファースト〉で対談出席者の本があるかチェックすると、2冊も見つかった。ココの出版・読書関係のコーナーは充実している。


大日本印刷銀座ビルで、大村彦次郎さんと井家上隆幸さんの対談収録。津野さんが後から来る。2時間ほどで終了。1階に降りると、今日から初日の杉浦康平さんの展覧会のオープニングをやっていたので、ちょっと挨拶。臼田捷治さんほか、多くの方が。たくさんの雑誌の展示に囲まれて、杉浦さん、嬉しそうだった。井家上さん、「日刊ゲンダイ」の創刊時に杉浦さんにロゴを頼みにいったというエピソードを教えてくれた。


大村さん、井家上さん、津野さんとぼくで、おでん屋で飲み、大村さんがお帰りになって三人で近くのバーでさらに飲む。講談社の大村さん、三一書房→白川書院の井家上さん、そして晶文社の津野さんと、名編集者揃いの夜である。興味深い話がいろいろ聞けたが、ひとつだけ書いておく。井家上さんは三一書房時代に、他社の編集者に呼びかけて「若いジャーナリストの会」(だったかな?)という集まりをやっていたそうだ。そこでは自社で実現しにくい企画を他社の編集者に売り込んだり、注目の著者を教えあったりしたそうだ。最盛期には90人(?)ぐらい集まったとか。そこまで多くなくてもイイけど、会社の枠を超えた編集者のつながりは、むしろいまこそ必要とされているのではないだろうか。


元気な三人の話をたっぷり聴けたせいか、この数日、鬱々としていた気分が晴れてくる。現金だなあ。こういうとき、人と会う機会が多い編集者であることをとてもありがたく思う。西日暮里駅に着いたら12時前。旬公が〈大栄〉にいるというので寄り、豆腐チゲを食べる。ADSLの設定、ようやく今夜終わったそうだ。ぼくの分は自分でやらなければならない。ウチに帰り、すぐ布団引いて眠る。


【今日の郵便物】
★古書目録 ラマ舎、天導書房