「サンパン」次号はハチローくん特集です(嘘)

朝、ポプラ社の「ポプラビーチ」(http://www.webpoplar.com/beech/)で角田光代さんの連載が更新されているのを見る。ぼくとセドローくんがゲストの早稲田篇の二回目。ゲストといっても、ぼくはたんに一緒に歩いただけだが。メモも取ってなかったのに、ぼくの言動が書かれている。角田さん、よく見てるなあ。やはり作家の観察眼は違うのだろう。


病み上がりで、バリ島から帰ってはじめて電車に乗るという旬公と神保町へ。〈ぶらじる〉でコーヒー。〈東京堂〉で資料の本を買い、〈書肆アクセス〉で久しぶりに畠中さんに会う。『ナンダロウ〜』7、8冊にサインする。発売して3ヵ月経つのにまだサイン本が動いてくれるというのは、とてもありがたい。編集工房ノアから出た杉山平一さんの詩集を買う。


仕事場に行き、夕方まで仕事。次号の目次案がだいたい固まる。依頼開始。6時半に会議が終り、焦りながら御茶ノ水へ。東京ガーデンパレスホテルのレストランの隅のほうに、特徴のある集団が。大阪から上京された「CABIN」の中尾務さんを囲む会が盛り上がっている。松矢部登、竹内栄美子セドロー、岡島イチロー、松本ハチロー、前田“大阪の狆”和彦、藤城雅彦(EDI)という顔ぶれ。中尾さんから、戦後を代表する名編集者・松本昌次さんにインタビュー(「サンパン」次号に掲載)した話を聞く。78歳(?)だが、とてもお元気らしい。松本さんは、こないだまでいわき市草野心平記念館で開催していた「真尾倍弘・悦子展」で講演をされたので、気になっていた。ハチローさんから、保昌昌夫さんの著作集(全一巻)が河出書房から出ることになったと聞き、一同喜ぶ。大阪の狆は、今日も「クイックジャパン」編集部に行ったり、荻原魚雷さんと会ったりと大忙しだったようだ。22歳のとき、自分があそこまで行動的だったとは、とても思えない。


このホテルに泊まっている中尾さんと別れ、残り全員で、御茶ノ水駅前の喫茶店〈ミロ〉へ。明治大学の大学院時代にはときどき行ったが、しばらくご無沙汰してた。こんな夜遅くまでやっていたとは知らなかった。前田くんはここで大学の先輩と遭遇。グーゼンを呼ぶ男。コーヒー飲みながら、「サンパン」でハチローさんのマンガ論を載せる(マンガ好きなのだ)、女装した松本さんを表紙にするなどのバカ話。こういうハナシのサカナにできる度量があるのが、「サンパン」のいいところ。10時過ぎに解散し、今日も谷中に泊まる前田くんと、同じ西日暮里で降りる矢部さんと千代田線で帰る。今日締め切りなのに書けなかった「本のメルマガ」原稿を大急ぎで書く。


漫画屋から「コミックMATE」が送られてくるが、エロ漫画のストーリーはホトンド一緒に見えるので区別がつかないけど、塩山さんの「新・嫌われ者の記」を読むとどうも一度読んだ文章みたいだ。この雑誌はなぜか二ヶ月先の月号を表示してるので、9月に出るのは11月号なのに10月号だし。どうも送る際に間違ったらしい。しかし、それにしても区別つかないなー。