デカダン参上!

仕事場の空調が故障中なので、自宅で仕事。窓を全開にすると、ワリと涼しい風が吹き込んでくる。午後になると、まったく風が入ってこなくなったけど。パソコンの画面を見つめて、ちょっとずつ先に進めている。


「早稲田古本村通信」で、皓星社メールマガジンのリニューアルのお知らせ。佐藤健太編集長のもと、荻原魚雷濱田研吾の二人が9月から連載するとのこと。この三人も、「古本村通信」のセドローくんも「BOOKMANの会」のメンバー。あの場で出会った連中が、互いに声を掛け合うかたちで、さまざまな雑誌やメルマガに起用されているのは嬉しい。次回は9月だが、そろそろ日程を決めないと。
皓星社通信】
http://www.libro-koseisha.co.jp/top11/back_number.php


8時に古書ほうろうへ。セドローくん、岡島イチローくん、イチローくんの彼女のワタナベさんが待っている。「モクローくん大感謝祭」のノートを見たら、「デカダン参上!」と殴り書きしてあった。デカダン文庫のおやじさん、こないだまだ開いてない時間に来たらしいが、今回は無事入れたのか。『文藝別冊 阿佐田哲也』などを買ってくださったようだ。


旬公が来るのを待ち、田端の〈がらんす〉へ。久しぶりだ。お任せで出してもらうが、相変わらずウマイ。ワタナベさんは古書会館で組合の仕事をしながら、オペラ歌手をやっているそうだ。11月にあるという公演(「カルメン」)のチラシをもらったが、そこで一番話題になったのは、歌手の顔写真がそれぞれ独特で笑えるというハナシだった。だって、ソフトフォーカスの令嬢風から三分間写真の犯人顔まで、各種取り揃えてるんだもの。


盛り上がっているが、先に一人出て、ほうろうに戻る。閉店間際で山崎さんだけだったので、さっそく展示の入れ替えをする。チェコの本を引っ込めて、花森安治が表紙を描いた本と雑誌を並べる。「暮しの手帖」関係は除いて、20点ぐらい並んだか。以前コピーさせてもらった、花森デザインの松江高島屋の包装紙と、旧制松江高校時代の学校誌(花森が小説を書いている)がちょっと珍しい。22日まで展示するので、ぜひ覗いてください。古本とCDも順次追加、入れ替えをしています。


〈がらんす〉に戻ってみたら、コーヒー飲みながらハナシが弾んでいた。勘定して、彼らと別れ、ウチに帰る。まだやること、たくさんあるなあ。