仕事場がサウナに

今日も暑い。高田馬場に出て、ビッグボックスの古本市。今回は年に一度、9階で行なわれる大規模なもの。時間がないので、ざっとめぐる。村山知義『演劇的自叙伝』第1巻(東邦出版社)を激安で見つける。さっそく「古書モクロー」に出すつもりなので、値段は内緒。他に平山三郎『詩琴酒の人 百鬼園物語』(小澤書店)1000円、田中光二の文庫2冊。


芳林堂書店〉で資料探し。4冊買って袋に入れてもらったら、そこにはまだ「池袋本店」が印刷されている。昨年末になくなったハズだが、と電話してみると、やっぱり「閉店しました」の録音テープが。物持ちがいいとは思うけど、知らないヒトは池袋店が存在しているように思うので、せめて電話番号ぐらい消しておいたほうがイイのでは?


仕事場に着くと、ムッと暑い。じつは昨日から、空調が故障したらしく、送風はあるものの、冷房がまったく効かないのだ。一般家庭と違い事務所で、しかも何台ものパソコン、プリンタが動いているので、冷房が効かないとサウナ状態になってしまう。そんななかで、座談会のまとめを進めるが、アタマがもうろうとしてくる。修理が明日になるというので、ちょうど電話の掛かってきたのをいいことに、諦めて7時に切り上げる。下の〈ルノアール〉でM社のYさんと初対面。ぼくが気に入っている本数冊をつくっている編集者。いずれ仕事できるとイイがなあ。


古書ほうろうに寄るが、「古書モクロー」に大きな動きナシ。立ち寄ってくれるヒトはいるみたいだけど、古本があんまり売れてない。会期も折り返しになったので、中だるみなのか。でも、自分のひいき目かもしれないけど、まだ面白い本が残っていると思うんだがなあ。今週から来週にかけて、また大幅に追加、入れ替えをしますので、よろしければ覗いてください。


ウチに帰ると、昨夜徹夜した旬公が討ち死にしていた。いろいろぶち込んだうどんをつくり、旬公を起して食べる。


【今日の郵便物】
★大竹さんより 『ラピタ』9月号、小学館、743円
123ページ読書欄に『ナンダロウ〜』の紹介が出ている。「酒とつまみ」の大竹さんが書いてくれた。見出しは「『本の海に溺れる』喜びを再発見できるエッセイ集」。本文にはないフレーズなので、編集部が付けたのだろうが、「再発見」ってどこがどう「再」なのか、ちょっと引っかかる。
★献本  実松克義『衝撃の古代アマゾン文明』講談社、2000円
旬公の展覧会でお会いした立教大の教授。マヤ文明を研究されている。なかなかオモシロイ人でした。
林哲夫さんより 『かむろ 復刻版』第3巻、みずのわ出版、6500円
山口県・沖家室島で出されていた郷土雑誌の復刻。1940年まで続いたようだが、この第3巻で1919年。あと何巻で完結するのだろう。
★『進学レーダー』9月号 「私学の図書館はオモシロイ」。今回からレイアウトをリニューアル。自分の見方を前に出してもいいコトになったので、書きやすい。