オヨヨなる船出

朝9時に起きる。30分に、旬公を自転車の後ろに乗せて出かける。途中、花屋で小さな花束を買う。10時ジャストに根津の〈オヨヨ書林〉(http://www.oyoyoshorin.com/)に到着。今日は正式オープンの日である(数日前から開けるには開けていたらしい)。店に入ると、前の〈古書桃李〉とは違い、中央にテーブルが一つ、あとは左右の本棚という見晴らしのよい造り。店主の山崎さんに花束を贈呈。


さっそく一巡りして、7、8冊抱え込む。徳川夢声編『プロ・タレント花形稼業入門』(ダイヤモンド社)、『岩波写真文庫 名取洋之助の仕事』(古書籍と古本屋)、佐野繁次郎表紙の『女性』1948年2月号、『シティカタログ東京1979』(シティロード臨時増刊号)、以上どれも1050円。ほかに『DABU-DABO』38号(大判に変わっている)2100円。リーズナブルな買い物だった。もちろん、上を見れば、小林信彦の『エルヴィスが死んだ』(晶文社)が1万3000円とか、殿山泰司が5000円とか、キリがないが、そういういわば「定番」商品の中に、気軽に手を出せる値段のものを混ぜておいて欲しいと思う。


山崎さんは徹夜したという。開店時間は10時―9時で、しばらくは一人でやるつもりだというが、駅からすぐのワリには人通りの少ない場所だけに、そんなに長時間あけていたら疲れるのではないかと心配。でも、念願の自分の店を持ったんだし、きっと頑張って続けるだろう。近くだし、ときどき顔を出すことにしよう。旬公と別れ、〈往来堂書店〉に寄ってから、西日暮里駅前のコンビニで「モク通」のコピーを取る。それを折ったり封入したりして、バックナンバーのセットをつくる。


4時に〈古書ほうろう〉へ。本の入れ替えなどしてるウチに桂牧さん到着。できたばかりのアルバム[牧]を頂戴し、そのまま店のCDで掛けてもらう。レビュー原稿を書く段階で何度も聴いているが、今日も新鮮に聴こえた。ほうろうの二人も気に入ってくれたようだ。近くの〈稲毛屋〉に行き、生ビールで乾杯。25歳の頃にやっていたジャグバンド「アンクル・ムーニー」の話などを聞く。一度店に戻り、桂さんを見送る。古書モクローの売れた値札を見せてもらうと、自分でもこんなの売れるのかと思ったものが先に売れていて、意外。次に並べる本の参考にしよう。


夜は原稿を書いたり、いろいろ。