長い長い一日

朝9時に起きる。今日来場のヒトに配る絵葉書にサインを入れる。旬公はオリジナルマッチの制作。11時に古書ほうろうに行き、棚にPOPをつけたり、絵葉書を貼ったりする。見る人の気を引くように、でも、あまり押し付けがましくならないようにと気を使う。まだ値段をつけてなかった一山に、値札をつけ終わると、ようやく準備は終了。


2時にウチに帰り、Nマートで買ったとんかつをゴハンに乗っけて、トン茶漬け。なかなかウマイ。ちょっと眠るつもりが、頭が冴えてるのか、洗濯したり、今日の話のメモをつくったりで眠れず。5時すぎに会場に入る。ほうろうの皆さんが準備の真っ最中。奥の棚を移動させると、かなり広いスペースができた。6時前にセドローくん来る。「ぐるり」の五十嵐さん、「酒とつまみ」の大竹さんも納品に見える。音響担当の吉田さんも来る。日月堂の佐藤さんも来る。7時前に河内紀さんきて、全員が揃った。


われわれ話し手は椅子に座り、聞き手はゴザに座ってもらうが、次々に人が来るので、ゴザが足りずに、後ろの通路にもシートを引く。けっきょく47人来てくれたらしい。「sumus」のイベントほどではないが、「モクローくん通信」単独のイベントだし、入場料を300円とったにもかかわらず、驚くほど多くの人が来てくれたと思う。


7時20分ぐらいに開始。いろいろ段取りを考えてきたが、かなり緊張している自分に気づき、一人で喋って自滅するコトを避けて、早めに河内さんや佐藤さんにハナシを振る。向井くんも自分の役割を心得ていて、浅草松屋のお客さんの話で会場を爆笑させてくれた。用意してきた話題の半分ぐらいで1時間経ったので、休憩に入る。休憩時間に来てくれた人に挨拶。とても書ききれないが、BOOKMANの会の皆さん、岡崎武志さん、小沢信男さん、ぶらじるの竹内くん、中南米マガジンの金安さん、飲み物を差し入れしてくれた〈バンバンバザール〉の山田さん、浅生ハルミンさん、西秋さん&中野さん、EDIの藤城さん、なないろさん、オヨヨ書林さん、アクセスの畠中さん、吉田勝栄さん、未来社の小柳さん、東京人の山田さん……あともっと多くの方がいらっしゃったが、略。


休憩時間に本を買うヒトが多く、ちょっと時間が遅れ、焦りながら第二部を。河内紀さんのラジオ時代の音源を聞く。「言葉の交差点」より秋元松代(劇作家)、金子光晴(詩人)の話。次にラジオドラマ「ヤング・パンチ」シリーズより。音だけでみんながついてきてくれるか心配だったが、15分ずつの番組に引き込まれてきいている。前後に挟まれるCMもいい味。それぞれについて河内さんのお話を聞く時間が取れなかったのが残念だが、秋の「アンダーグランド・ブック・カフェ」で、この音源を聞く会の拡大版を催す旨を予告して、閉会する。


後片付けをほうろうのみなさんに任せて、打ち上げ会場の〈大栄〉へ。先発隊も入れると20人以上が集まった。完全に貸切状態である。パニック気味のおばさんをサポートする旬公。「こんなにかいがいしいウチザワさんは初めて」と好評でした。ビールとマッコリを飲みながらわいわいと話す。12時過ぎに、ほうろうのメンバーも合流。終電を逃した連中と一緒に、2時前まで飲む。みんな元気だよなあ。解散してウチに帰るとさすがにグロッキー。でも、初日の売上は4万円(委託ミニコミも含む)で、ほうろう自体の売上もそこそこあったようなので、イベントとしては大成功だった。とにかく、無事に終って嬉しい。


【今日の郵便物】
★古本 福岡古書店より 平林英子『青空の人たち』皆美社、1000円
★ハガキ 藤本和也さんより 
★宇多滋樹さんより 『黄色い潜水艦』41号
★古書目録 黒崎書店、池袋西武
★「ちくま」8月号