東京に帰着

朝9時に起きる。旬公は仕事。ホテルの一階にある〈サンマルク・カフェ〉でパンとコーヒーを買ってくる。10時半にチェックアウト。荷物をコインロッカーに入れ、鯉川筋を上に向かって散歩。異人館通りで一箇所だけ洋館に入り、見学。また元町まで戻り、〈東亜食堂〉で昼飯。豆と肉炒めの定食、汁ビーフン、ギョーザ。どれもウマイ。おばさんに勧められた豚マンを持ち帰りで買う。〈ちんき堂〉を覗き、戸川昌士さんに挨拶。相変わらず、アヤシイ。タクシーで新神戸に行き、2時前ののぞみに乗る。


車中、旬公は仕事、ぼくはちんき堂で買った『COMの青春』などを読む。5時頃に東京駅到着。ウチに帰って洗濯。ちょっと休んで晩飯をつくり、10時過ぎに〈古書ほうろう〉に寄ったりしてると、たちまち夜が過ぎていく。


【今日の郵便物】
★古書目録 光房(千葉古書店合同目録)


【今日のしおりページ】
秋山満『COMの青春 知られざる手塚治虫平凡社、1990年
37ページ 自分の会社である虫プロ商事で企画した新雑誌『COM』に、手塚治虫は予定の6割程度しか描かなかった。しかも、創刊号を見て手塚はこう云ったそうだ。
「ああ、これはひどい雑誌だ。こんなものを、虫プロ商事の名前で出版されたら、僕の名前にかかわります。僕が全部買い取るから、書店には出さないでください」
この調子で手塚の人間性をえぐっていくのかと思ったら、途中から虫プロ商事の社内問題が中心となる(コレはコレでオモシロイが)。関係者に配慮したのだろうが、小説仕立てになどしなければ、もっとオモシロかっただろうに。残念。