神保町、三ノ輪

昨日はことしはじめて神保町へ。〈神保町シアター〉で溝口健二監督《折鶴お千》(1935)を観る。サウンド版(音楽入り)で製作されたものだが、今日のこの回は柳下美恵さんのピアノの生伴奏が入る。風が吹く音などの効果音も入っていたが、これはもともとのプリントにあったものだろうか。最初、話の構成が判りづらかったが、後半の盛り上がりが素晴らしい。山田五十鈴の表情の変化の豊かなこと。このとき17歳! 


今日は夕方に近所の喫茶店で、近所にお住まいの編集者Wさんと会う。初めて会うが、共通の話題があり、話が尽きない。あとの用事があるので、切り上げて別れる。その後、自転車で三ノ輪へ。かなり久しぶりに〈中ざと〉へ。カウンターにはいつもの常連が座っているが、テーブルにはだれもおらず、半分照明を消している。そんな中でAさん、Wさんと飲む。どうしてもしょぼくれた話になるなあ。9時で終わりだというので、都電三ノ輪駅近くの〈弁慶〉へ。常連度が高いので、一人では入りにくい店。ここで1時間ぐらい飲んで、別れる。帰りに荒川図書館近くの〈麺新華〉でにら玉ラーメン。ボリュームすごい。


サンデー毎日』1月15日号で、新井素子さんにインタビューしています。新刊『銀婚式物語』(中央公論新社)についてです。