別府の一箱古本市に参加します

今月23日(水祝)〜27日(日)に大分県別府市で「ブック・フェスタ・ベップ」というイベントが開催されます。別府中心部の活性化プロジェクトを行なっている立命館アジア太平洋大学(APU)の学生たちが企画し、運営するもので、一箱古本市をはじめさまざまなイベントが開催されます。


先月、一箱についてレクチャーする役目で、別府に行きました。温泉観光地の老舗という漠然としたイメージしかなかったのですが、とてもいい街でした。通りの一つ一つに公衆温泉がありふらりと入れるし、よさそうな店も目に付きます。歩いていて「ここで一箱古本市やったら面白い」と感じる、風情のある街並みが方々にありました。今回は二つの商店街プラス、大正時代にできた日本最初のアーケードを持つ竹瓦小路で開催されますが、いずれはもっと広い範囲になっていくかもしれません。※写真は竹瓦小路と竹瓦温泉


ぼくは26日(土)にガケ書房山下賢二さんとのトークに出演し、翌日の一箱古本市に「古本けものみち」で出店します。なお、トークには全国の古本屋を駆け巡ることでおなじみの「古本屋・ツアー・イン・ジャパン」の小山力也さんが自費で駆けつけて、その日ダッシュでめぐった別府の古本屋の印象を話してくれます。古ツアさんは翌日の一箱も見て回るそうです。


ほかにも、市街地の各所に設置のブックスポットをめぐる「本と出会うまちなかクルーズ」、作家いしいしんじさんが元ストリップ小屋で行なう即興小説とSPレコードのイベント、ガケ書房の出張販売、絵本の読み語り、絵本ワークショップなどもあります。


大分県のみならず、九州全体や全国から観に来てほしいものです。一箱古本市の店主としての参加も歓迎です。ぼくと同じで、別府って名前は知ってるけど行ったことがない、という一箱の機会にぜひどうぞ。別府、本当にイイところですよ。


ブック・フェスタ・ベップ2011
〜本の魔法が人とまちをつなぐ5日間のクルーズ〜
11月23日(水・勤労感謝の日)〜27(日)


★べっぷ一箱古本市
本を売りたいと思う個人・団体が段ボール箱ひとつ分の本を持ち寄り、一日限りの屋号を付けて、「古本屋さんごっこ」をします。どんな本をいくらで売るかは店主さん(出店者)の自由です。
本企画は、東京・谷根千谷中・根津・千駄木)エリアで開催されている不忍ブックストリート一箱古本市をモデルにしており、この種の古本市としては、大分県初めての開催となります。
【日時】11月27日(日)10:00〜16:00
【会場】ソルパセオ座商店街、やよい商店街 ほか


<店主さん募集中>
【申込み方法】
?お名前、携帯電話番号(すぐに連絡が取れる電話番号、eメールアドレスでも可)?屋号、?アピール文(出店内容の紹介文)を、eメールによりお知らせください。
※いただいた個人情報は本イベント以外の目的では使用いたしません。
【お問い合わせ・ご出店のお申し込み】 lab.sakuramachi@gmail.com


★本がもっと楽しくなるトーク・イン・ベップ
不忍ブックストリート一箱古本市の発起人で、本のことなら何でも追いかける南陀楼綾繁さんと京都・ガケ書房 店長の山下賢二さんのトークです。古本や小冊子(フリーペーパー、同人誌、ミニコミ紙)に関する最新事情についてお話しいただく予定です。
【日時】11月26日(土)18:30〜20:00
【会場】platform01(ソルパセオ座商店街)
【入場料】500円
【ゲスト】
南陀楼綾繁[なんだろう・あやしげ]さん(ライター、編集者)
山下賢二さん(京都・ガケ書房 店長)


ガケ書房出張販売
【日時】11月26日(土)・27日(日)10:00〜16:00
【会場】P3/BEP.lab(北浜通り、旧草本商店)


いしいしんじ その場小説「別府」
作家いしいしんじが即興で、その場所にちなんだ物語をつむぎだす「その場小説」。
元・ストリップ劇場の永久劇場からどんな物語りが生まれるのか。乞うご期待。
【日時】11月27日(日)13:30開場/14:00開演
【会場】永久別府劇場(北浜通り) 【入場料】1,000円 【定員】65名


いしいしんじ ほんとうのレコードの会
蓄音機「コロ」ちゃん×SPレコードに乗って、ほんとうの音世界に旅立ちます。
【日時】11月27日(日)18:30開場/19:00開演
【会場】P3/BEP.lab(北浜通り 永久別府劇場斜め前)
【入場料】1,000円 【定員】25名


その他の情報はサイトにて
http://bookfestabeppu.blogspot.com/