子ども一箱古本市@あいおい古本まつりの店主になりませんか?

3月26,27日の「あいおい古本まつり」の各イベントは、予約受付中です。ブログ(http://aioibooklabo.blog.shinobi.jp/)にそれぞれの情報がありますので、予約が必要なイベントはお早めにお願いします。その中から、「子ども一箱古本市」について、少し書きます。

子ども一箱古本市、店主さん募集します


一箱古本市は2005年春に谷中・根津・千駄木不忍ブックストリートではじまり、現在全国各地で開催されている、フリーマーケット形式の古本市 です。「子ども一箱古本市」は、本を選び、店名を決め、値段をつけ、販売するところまでを家族で行なうイベントです。店主はあなたのお子さんで す。一日だけの「本屋さんごっこ」を親子で楽しみませんか?


3月26日(土) 12:00〜16:00
会場 相生の里 1F 屋外  
〒104-0051 東京都中央区佃3丁目1−15有楽町線大江戸線月島駅」2番出口出てまっすぐ徒歩3分。 TEL 03-5548-2490(事務局:砂金〔すながね〕、外山、竹田) 
http://www.aioinosato.jp/index.html
って

参加費 500円(当日お支払いいただきます)
出店希望、お問い合わせは abooklabo@gmail.com まで

要するに、一箱古本市の子ども版です。といっても、お子さんひとりだけで出店できるわけもないので、家族での参加になるワケですが、子どもが店主になって、家にあった本を選んで、本を売るという体験をやってみてほしいと思うのです。


不忍ブックストリート一箱古本市でも家族での参加がチラホラありますが、地方での一箱では家族参加率がけっこう高いと感じていました。本を積んだ車で会場までやって来て、親子でそこに座って本を売り、終わるとどこかで食事をして帰っていくようです。そんな一日を愉しんでいるように見えます。また、『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)で紹介した「おつりは出ません!」の子ども店長のように、子ども自身もお客さんを呼び込んだり、本を売るという体験にワクワクしているようです。少なくとも、退屈で早く帰りたいとぐずってるお子さんは、あんまり見てません。


今回の「子ども一箱古本市」をやったら面白いのではと思ったのは、昨年11月、札幌での一箱古本市での体験です。家族で参加した「さっぽろブックコーディネート」さんの箱の前には、B4ぐらいの紙を数枚束ねたものが置いてありました。それは幼稚園ぐらいの男の子が描いた「絵本」をカラーコピーしたものでした。看板には値段が10円、50円、300円というように三種類書いてあり、お客さんは買いたい値段で買うのです。そういうことを説明しているお母さんの横で、その子はえらくはしゃいでいました。あとでもう一度覗いたときには、5部ほどあったその「絵本」は完売し、その子は早くも第二作の制作に燃えていました。そのコトがとても面白かったので、南陀楼綾繁賞を差し上げました。賞品は新品で「一箱古本市の箱」で、次の機会にはぜひコレを使って彼に店主になってほしいと伝えました。その他、もろもろ理屈のようなものはありますが、2月27日のプレイベント・トークで話すつもりです。


今回の子ども一箱古本市は、まず実験的にやってみようということで、10箱分のスペースを用意しています。現在3組から参加の意思表示がありました。子どもといっても、年齢も違うでしょうし、親御さんの本の好みもさまざまだと思います。でも、親子で参加することで、ほかの箱の人たちとの交流が自然に始まるのではないでしょうか。歩いて参加できる地元在住の方も歓迎します。


メールで連絡いただければ、折り返し参加要項をお送りします。それを読み、屋号やナニを出すかという告知文をお子さんと考えて、正式にエントリーして下さい。きっと愉しい一日になると思いますよ。