一箱古本市weekの出版社企画

いよいよ今週土曜日から一箱古本市weekがはじまります。二日間開催される一箱古本市の前後に、さまざまな企画を開催するもので、不忍ブックストリート実行委員会による実行委員会企画と、地域のお店による参加企画があります。実行委員会企画の中には、出版社が主体となるものが3つあります。


まず、昨年千駄木にできた「羽鳥書店」の社長、羽鳥和芳さんのトークです。懇親会は締め切りましたが、講演はまだ受け付けています。

出版関係勉強会「でるべんの会」Special
一箱古本市week 2010 in 不忍ブックストリート
「創業1周年記念 羽鳥書店のつくりかた」


◆講師
羽鳥和芳(株式会社羽鳥書店代表取締役
聞き手:南陀楼綾繁(ライター・編集者)


2009年に千駄木で創業した、法律・美術・人文書を中心とする小さな出版社・羽鳥書店。大手出版社すら苦境に陥る出版不況のなか、羽鳥さんはどのような思いで出版社を立ち上げ、日々の本づくりを続けているのか……。東京大学出版会時代の体験も含めて、お話ししいただきます。今回は東大農学部内のバー〈S University of Tokyo〉を会場にお借りして、講演会・懇親会ともに開催します。


◆講師紹介
羽鳥和芳(はとり・かずよし)
1949(昭和24)年、群馬県生まれ、浜松育ち。東大出版会で編集一筋38年。『日本美術の歴史』『山口晃作品集』『映画論講義』『都市の詩学』『UP』などを担当。モノとしての本にこだわった本作りをめざす。羽鳥書店では山口晃、池田学、三瀬夏之介の作品集も準備中。
羽鳥書店ホームページ
http://www.hatorishoten.co.jp/


南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)
1967(昭和42)年、島根県生まれ。ライター・編集者。不忍ブックストリート代表。


◆日時
2010年4月25日(日)15:00〜17:00(受付は14:30から)


◆会場
S University of Tokyo
〒113-8657 東京都文京区弥生 1-1-1
東京大学向ヶ岡キャンパスファカルティハウス 2F
TEL 03-3813-0991
http://www.ginza-s.com/group/s.html
※アクセス 東京大学農学部農正門から入り、左手奥、生命科学総合研究棟の左手の白い建物の2階です。最寄駅は南北線東大前駅


◆会費 
講演のみ   1,000円


◆予約お申し込み
下記の受付フォームにて承ります。
http://my.formman.com/form/pc/74enUAgEh1wcbNtU/


※席に限りがございますので、お早めにお申し込みください。
※上記のフォームが開けない方、あるいはその他のお問い合わせが
有る方は、以下のメールにて承ります。
gderuben@gmail.com


また29日は、羽鳥書店の社内で以下の企画もあります。

羽鳥書店ギャラリー
山口晃画伯の『すゞしろ日記』(羽鳥書店刊行・東大出版会PR誌「UP」にて連載中)の生原稿や作品・直筆イラスト入りホワイトボードを1日限りの公開展示(入場無料)。


羽鳥書店 文京区千駄木5-2-13 TEL03-3823-9320 http://www.hatorishoten.co.jp/
4月29日(木・祝) 11:00〜16:00

もうひとつは、出版レーベル「アノニマ・スタジオ」がまるごと出張します。展示販売に加えて、大人のためのよみきかせイベントもあります。予約優先ですので、お早めにお申し込みください。

★出張アノニマ・スタジオ


「ごはんとくらし」の出版社、アノニマ・スタジオが一日だけ、不忍ブックストリートにまるごと出張! 本の販売はもちろん、パネル展や、本づくりの現場を再現するコーナーも。いちばんの目玉は、絵本のよみきかせユニット「おはなしpot」による、読書のワークショップ! 「だれかに本を読んでもらう」という読み方でこそひらかれる、本の世界を体験してください。大人も子どもも参加OK。詳しくはアノニマHPを。
4月29日(木・祝) 11:00〜16:00


☆きく みる えほん at 市田
よみきかせ:おはなしpot


日時:4月29日(木・祝) 全2回 A : 13:00〜13:40  B : 14:30〜15:10(各回40分)
料金:500円(ちいさなおみやげ付き)
定員:各回15名様
予約先 yoyaku@yanasen.org 不忍ブックストリート
※件名「市田邸よみきかせ」、お名前、年齢、性別を明記してください


市田http://www.taireki.com/ichidatei/index.html 台東区上野桜木1-6-2
アノニマ・スタジオ http://www.anonima-studio.com/


そして、最後は「アルテスパブリッシング」フェア。これまでの出版物全店を並べるとともに、片山杜秀さんと川本三郎さんのトーク一箱古本市への出店も行ないます。

★アルテスパブリッシングの本 全点フェア


古書ほうろうがリスペクトする「音楽を愛する人のための出版社」、アルテスパブリッシングの本を、一堂に集めて展示販売いたします(一部版元品切れ本は除く)。 期間中お買い上げの方に、アルテスさんお薦めの本やCDを掲載した特製リーフレットをプレゼントするほか、豪華ゲストをお招きしてのトークなど、関連イベントも盛りだくさん。合わせて音楽関係の古本、中古CDも大放出いたします。音楽を愛するすべてのみなさんのご来店を、お待ちしております。


古書ほうろう 文京区千駄木 3-25-5 TEL03-3824-3388 http://www.yanesen.net/horo/
4月24日(土)〜 6月6日(日) 月〜土11:00 〜 23:00、日・祝 11:00 〜 20:00 ※水曜定休


■ 特製リーフレット
アルテスパブリッシングの創業3周年を記念して、特製のリーフレットをつくりました。目玉は、アルテスを創業したおふたりがこれまでに影響を受けた本やCDのリスト(コメント付き)。音楽好きには見逃せない、永久保存版です。期間中、アルテス・パブリッシングの本、及び古書ほうろうの音楽書、CDをお買い上げの方全員に、もれなくプレゼントいたします。


■開催記念トーク・イベント
偏愛談義「古書も映画も音楽も」 片山杜秀(音楽評論家)× 川本三郎(評論家)


『音盤考現学』『音盤博物誌』で世を驚かせ、新刊の『クラシック迷宮図書館』2冊も好評の片山さんと、ごぞんじの評論家・川本三郎さんの初顔合わせが実現しました。幅広いジャンルに旺盛な好奇心で取り組んでいるという点では似たもの同士のお二人ですが、さてはてどんな話が飛びだすのか、お呼びしたわたしたちも楽しみです。


【日時】 5月11日(火) 18時半開場/19時開演
【入場料】 1000円 定員:50名(予約制・先着順)
※ご予約はお電話かメールで、古書ほうろうまで。
03-3824-3388 horo@yanesen.net
(お名前、人数、当日ご連絡できる電話番号をお書き添えください)


一箱古本市 出店!
4月29日、アルテスを代表して鈴木茂さんが出店します。屋号は「おと・せとら」、場所は古書ほうろうです。個人的な持ち物から出品されるという本・雑誌・CDには掘り出し物の期待が高まりますが、それと同時に、尋常でない音楽好きの鈴木さんとお話する絶好のチャンスでもあります。路上での、本をはさんでの音楽談義をぜひお楽しみください。