明日はモクローくんトーク1です

うわー、もう12月も10日過ぎか。恐ろしく時間の経つのが早くてついていけないのです。というわけで、明日は「第2回モクローくん大感謝祭」のトーク1です。

トーク1「本を売るだけが古本屋の仕事じゃない!?」
広瀬洋一(古書音羽館)×瀬戸雄史(古書往来座)×南陀楼綾繁


さまざまな人たちのトークを行なう「西荻ブックマーク」。タイプの違う古本イ
ベントを主催する「わめぞ」。古本イベントに関わるふたりと、これからの古本
屋について語ります。


日にち 12月11日(金)
時間  開場18:30/開演19:00
入場料 1000円(飲み物持込み可)
場所 古書ほうろう
http://www.yanesen.net/horo/


わめぞ的妄想系古本屋の瀬戸さんと、西荻ブックマーク的理性系古本屋の広瀬さんの組み合わせというトコロに、大方の注目が集まっているのですが、じつはこの二人の方向性は似てるんじゃないかな、となんとなく思っていて、それを言葉にしたいなと思っています。うまく行くかは判りませんが。当日入場も可ですので、わめぞから大量に動員されている総会屋どもを気にせず、ご参加ください!


会場では、『モクローくん通信』の覆刻版セットを1000円にて販売します。これまでの22号+付録、号外まで含めたコンプリート版です。ほうろうのミカコさんが一人でつくってくださいました。感謝。フリーペーパーの集成に1000円は高いと思われるかもしれません(ぼくもちょっとそう思う)が、全号の両面コピーだけでも500円以上かかりますからね。ミカコさんも「こんなに手間がかかるとは思わなかった。二度とつくりたくない」とおっしゃってるので、コピー版の復刻は今回が最後でしょう(いつか冊子にまとめたいという野望はある)。これまで見たことのないという方には、自信を持ってお勧めできる内容(セドローくんこと向井透史さんのデビュー連載も!)ですので、諦めて1000円払ってください。20部限定、ほうろうのみの販売です。詳しくは以下。
http://d.hatena.ne.jp/koshohoro/20091211
http://d.hatena.ne.jp/mampuku-tei/


本の雑誌』増刊「おすすめ文庫王国2009」に、ウェッジ文庫のことを書きました。最後にぜひ同文庫に入れてほしい10冊を挙げたのですが、ウェッジ文庫編集長のHさんから「このうち三冊の著者は前から考えていました」と云っていただき、嬉しかったです。『SPA!』では梓林太郎『回想の松本清張』(祥伝社文庫)を紹介、『本が好き!』休刊号の「22世紀に残したい本」アンケートでは森銑三柴田宵曲『書物』(岩波文庫)を挙げています。


フリースタイル刊の『このマンガを読め!2010』にアンケートを寄せました。勝田文『ちくたくぼんぼん』、東村アキコひまわりっ』、こうの史代この世界の片隅に』、『たばこ屋の娘 松本正彦短編集』、石原まこちん『GENGO』の5点。『ひまわりっ』と『この世界の〜』は全体のベスト10に入ってますね。9月ぐらいに依頼があって、そこから思い出して選ぶので、前年末に出たものが忘れがちです。いがらしみきお『かむろば村へ』の最終巻が昨年末だったとは(呉智英が5点付けている)。今回はベスト10までの1回分を転載しているので、450ページと厚い。


メディアファクトリーからグレゴリ青山『田舎暮らしはじめました』を送っていただき、すぐに読み終える。和歌山のド田舎での暮らしを描いたもの。もうひとつのタイトル案だったという『軽率! 田舎暮らし』というのがピッタリの内容で、いちいち面白かった。