『バクマン』は『サルまん』より疲れる

今月の茶話会、ゲストは濱野奈美子さんです。

今月も不忍ブックストリートの茶話会を開催します。
場所はいつもの<ブーザンゴ>です。
いつも通り、気軽に参加して、自由におしゃべりしてください。


21時ごろから30分ぐらい、ライターの濱野奈美子さんがお話してくださいます。テーマは、濱野さんが取材・執筆された『はじめての神保町』(飛鳥新社)をめぐるエピソードです。
ご興味のある方はぜひ。
みなさまお誘い合わせのうえ、お越しください。


日時 2009年11月18日(水)20:00〜23:00頃(出入り自由)
場所 ブックス&カフェ・ブーザンゴ
〒113-0022 東京都文京区千駄木2-33-2
TEL & FAX: 03-3823-5501
http://www.bousingot.com/


参加費 各自オーダーのみ
問い合わせ 不忍ブックストリート実行委員会
shinobazu@yanesen.org


朝8時に目覚まし鳴るが、眠くて1時間寝坊。旬公と千駄木の〈サンマルク・カフェ〉へ。あとからH社のSさんやってくる。旬公との打ち合わせだが、しばらく雑談に参加。仕事場に行き、不在中に溜まった連絡、あれこれ。林哲夫さんから『spin』第6号届く。特集「宇崎純一の優しき世界」。図版、論考、年譜と、いつもながらの充実ぶり。林さんはたぶん意識されてそうしているのだろうが、『spin』は『sumus』に比べて、遊びの部分を排して、一冊一冊がそのテーマの決定版になっている。


餅屋ブック(http://www.mochiya.nu/mb/)からメール便が届いて、おおおと思う。藤本和也の漫画を刊行するためのレーベルだから、当然、藤本さんの新作、『ふらふらふらり』の第3部だと思ったら、第1部に短編を加えたリイッシュー版だった。名作だし、未入手の人にはこの機会に手に入れてほしいけど、やっぱり続きが読みたいよなあ。第2部刊行からすでに7年。いい加減、重い腰を上げる時期じゃないですか、藤本さん?


4時に出て、神保町へ。特集「日本文芸散歩」。今日が初めて。中村登監督『わが恋わが歌』(1969)。歌人・吉野秀雄を描いたもので、本人のほか、山口瞳や息子(?)の本が原作になっている。それらを読んでないが、映画での吉野(中村勘三郎)は、子どもたちをとことんまで追い込む強権親爺にしか見えず、かなりつらい。途中、20分ほど眠ってしまった。緒方拳の山口瞳はいかにもという感じで、よかった。


〈高岡書店〉で、大場つぐみ(作)・小畑健(画)『バクマン』第5巻(集英社)を買い、〈三省堂書店〉で、『本の雑誌』文庫増刊の関連本を買う。ウチに帰り、録画していた番組を見ながら、資料に目を通す。そのあと、『バクマン』を読む。面白いけど、ネームの多さになかなかページが進まず、読むのに疲れる。『サルまん』(サルでも描けるまんが教室)のような、極端な省略と整理を求めるのは、無理だろうか。2時すぎに眠る。