国会図書館の食堂に改革が

朝から国会図書館へ。開館と同時にナカに入る。これからやってみようかなーと思っているテーマの下調べ。いくつかオモシロイことが判るが、同時に、文献が少なそうなテーマだということも判ってくる。昼は本館6階の食堂に行くが、しばらく行かない間に、食券が導入されていた。館のシステムが次々にリニューアルされているのに、ココだけは変わらずに、なぜか2つの業者が同じようなメニューを供していた(値段がちょっとだけ異なる)。それが一本化されたのだ。なんか執事みたいな服を着たおじさんが立っているのも、見慣れない。国会図書館の常連さん、いつからこの方式になったのか、教えてください。ソースカツ丼を食べたが、味はまあ普通でした。


新館に移り、雑誌を調べる。『週刊アサヒ芸能』で目的の記事を見つけたあと、パラパラめくっていたら、1977年11月24日号に「悪役スター100人の素顔」という別刷りの綴じ込み付録が。男女の悪役のエピソードを写真入で紹介したもので、軽妙だが、なかなか鋭い。末尾の執筆者名に「川本三郎」とあり納得。こんな仕事もしてたんだな。


以前に比べると、閲覧もコピーも格段にスピーディーになったので、2時までにかなりの数の資料を見て、即日コピーもできた。2時に出て、千代田線で千駄木に戻る。〈往来堂書店〉で、狩野俊『高円寺古本酒場ものがたり』(晶文社)、草森紳一『不許可写真』(文春新書)、黒岩比佐子『歴史のかげにグルメあり』(文春新書)、『映画秘宝』最新号を買う。K社のKさんと〈ブーザンゴ〉で某誌での連載の打ち合わせ。ずっと引きずってきたテーマだから、きちんと正面からカタをつけねば。仕事が来るときは重なるもので、千駄木のウチに帰ったら、G社からも依頼のメールが。明日会うことに。


夜は、ニール・ラビュート監督のリメイク版《ウィッカーマン》(2006・米)。ニコラス・ケイジ主演。元版を一生懸命なぞっているが、ぜんぜん怖くない。リメイクは難しいものだ。