「ふぃりぴん人デスカ?」

4、5年前からときどき、携帯電話に変な電話がかかってくる。いつも公衆電話からで、外国人女性が片言で「ふぃりぴん人デスカ?」と訊いてくるのだ。最初のうちは、この番号の前の所有者と連絡を取りたいのかと思い、「誰にかけてるの?」などと聞き返していたが、それ以上ハナシが進まないので、それ以降、かかってきてもスグ切っていた。昨日、一年ぶりぐらいに同じ女性から電話があり、「ふぃりぴん人デスカ?」と云う。違いますよ、と返事して切ったが、今日またかかってきた。いったいナニを求めてるんだ!? 「日本人だっつってるだろ!!」と怒鳴って切ったが、またそのうちかかってくる気がする。昨日と今日は番号が表示されていたので、「着信拒否」にしてやろうと思ったが、そのためには「ロックナンバー」を要求される。それが判らないので、けっきょく着信拒否にできずじまい。


8月18日の〈古書ほうろう〉でのトーク、予約受付中です。オリジナルVS盗作の朗読をしてくださる方も決まり、濃い内容になりそうです。ぜひお見逃しなく。

『ぐるり』プレゼンツ
南陀楼綾繁トーク十番勝負 その4
声に出して読みたい盗作〜『〈盗作〉の文学史』刊行記念〜


出演
栗原裕一郎(ニュー評論家)
南陀楼綾繁(ライター・編集者)


ゲスト
安藤礼二(文芸評論家)


朗読
佐藤わこ(詩人)


井伏鱒二庄司薫大藪春彦山崎豊子立松和平……。著名作家をめぐって囁かれてきた〈盗作〉疑惑を徹底検証した、『〈盗作〉の文学史 市場・メディア・著作権』(新曜社)の著者・栗原裕一郎さんをお招きして、このスキャンダラスにして業の深い問題を語り合います。『神々の闘争 折口信夫論』(講談社芸術選奨新人賞受賞)の安藤礼二さんもゲストとして参戦。オリジナルと盗作を並べての朗読タイムなど、底意地の悪いトークになりそう!? 


日時 2008年8月18日(月) 18:30開場/19:00開始
場所 古書ほうろう
文京区千駄木3-25-5 1F
電話 03-3824-3388
http://www.yanesen.net/horo/


入場料 800円(要予約)
予約方法 
(1)ビレッジプレス「ぐるり」編集部
info@village-press.net 03-3928-7699
(2)古書ほうろう 店頭受付のみ


栗原裕一郎(くりはら・ゆういちろう)
1965年、神奈川県生れ。『インビテーション』『エクス・ポ』などで連載するほか、数多くの雑誌に寄稿。企画・共著に『腐っても「文学」!?』(宝島社)、『禁煙ファシズムと戦う』(ベスト新書)などがある。目下の興味の対象は「現象とメカニズム」(「盗作事件」もそのひとつ)。
http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/


明日から京都で「下鴨納涼古本まつり」が始まる。明日の昼と夜、『sumus』の集まりもあるようだ。一昨年、昨年と行っていたが、今年はコミケに出ることもあって、東京を離れられず。残念なり。


一箱古本市」が全国に拡大中。まず7月18日〜21日の「モダン古書展3 in 芦屋」では、「全国一箱古本市」なるものが行なわれた。そして、7月29日には、鹿児島で「一箱古本市」。〈更紗屋雑貨店〉さんが企画し、ビルの一室に6組が箱を持ち寄り、開催したとのこと。更紗屋さんのブログ「zazie dans le ciel」(http://zazie7.jugem.cc/)にレポートが載ってます。反応は上々だったようで、秋にもう一度やるかもということだった。「ブックオカ」と競合する九州の本イベントになればいいと思う。それにしても、こう広がってくると、だんだん把握できなくなってくるな。「わめぞ年表」(http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20070114)にならって、「一箱古本市年表」をつくる時期に入ったのかもしれぬ。