岸川真さんとトークをやります

一箱古本市weekの後遺症で、しばらくブログ更新できませんでした。またぼちぼち書いていきます。で、まず告知。

『ぐるり』プレゼンツ
南陀楼綾繁トーク十番勝負 その1
「フリー編集者であり続けるには」


出演
岸川真(フリー編集者・シナリオライター
南陀楼綾繁(ライター・編集者)


『「映画評論」の時代』(カタログハウス)をはじめとする刺激的な単行本を編集し、独立零細自営の編集者の実態を描いた『フリーという生き方』(岩波ジュニア新書)の著者でもある岸川さんに、フリー編集者を続けていくために必要なことをお聞きします。


日時 2008年5月30日(金) 18:30開場/19:00開始
場所 対抗文化専門古書 気流舎
世田谷区代沢5-29-17 飯田ハイツ1F
電話 03-3410-0024
http://www.kiryuusha.com/


入場料 800円(予約優先、15人限定)
予約 ビレッジプレス「ぐるり」編集部
info@village-press.net 03-3928-7699


岸川真(きしかわ・しん)
1972年生まれ。日本映画学校卒業後、映画製作者をめざしつつ、フリーの編集者、インタビュアーとしてさまざまな本を手がける。最近編集したのは、佐藤忠男『映画でわかる世界と日本』(キネマ旬報社)。


何年経ってもトークは苦手で、終わった後に自己嫌悪に陥ることが多いのですが、それでも、いまハナシを聞いておきたい人はたくさんいます。だったら、いっそ毎月やってしまおうと考えたのが、「南陀楼綾繁トーク十番勝負」です。雑誌『ぐるり』のプレゼンツというカタチで、奇数月は下北沢の〈気流舎〉を舞台に少人数のお客さんの前でのトーク、偶数月は企画によって場所を変えてやや人数多目でというカンジで進めるつもりです。


岸川さんの名前は、映画関係の単行本で企画編集として見かけていて、若いのに資料探索と構成力のあるヒトだなあと思っていました。で、『フリーという生き方』(名著!)を読んで、いろいろハナシを聞きたくなったのです。しばらくして、ご本人からメールをいただいたのをいい機会に、今回のご出演をお願いしました。編集者としての仕事だけでなく、シナリオや映画監督、小説執筆についても聞いていくつもりです。フリー編集者ってどうやって生きているの? と疑問をお持ちの方や、岸川さんに興味のある方は、どうぞご参加ください。予約は『ぐるり』か南陀楼まで。


なお、「南陀楼綾繁トーク十番勝負」その2は、6月18日(水)、千駄木〈古書ほうろう〉にて、藤木TDCさんを迎えて、『続東京裏路地〈懐〉食紀行』(ミリオン出版)などについてお聞きします。飛び入りゲストもあるかも。詳細決まったら告知します。


太田出版から、今日マチ子『センネン画報』が届く。ウェブで連載していたマンガをまとめた、初の単行本。今日マチ子さんは『Juicy Fruits』という一枚モノのフリーペーパーを出し、それをまとめたものを〈タコシェ〉などで売っていた頃に出会った。まだ大学生だった。その後、共通の知り合いがいる『進学レーダー』でマンガやイラストを描くようになり、最近では『別冊文藝春秋』でマンガを描いているのを見つけて驚いた。本書はハードカバーで、白さを活かしたいいデザインだ。おめでとう。