明日は一箱古本市2日目

朝8時起き。朝飯食べてから西日暮里に行き、資料を読む。新潮社から、松尾スズキ『ドブロクの唄』と小林信彦『定本 日本の喜劇人』全2冊が届く。次の「小説検定」のテーマに関わるので、お送りいただいた。後者の搬送箱のデザイン(平野甲賀)にもう唸る。明日の一箱には『yom yom』編集部が映画保存協会に出店。「新潮社が社長に無断で総力をあげます」というコトです。乞うご期待。


交通新聞社からは、石山修武・文、中里和人・写真『セルフビルド』(2400円)、カフェ・ド・ポッシュの伊東さんからは、『京都〇七五』の創刊号とイベントのお知らせ、グラフ社から海野弘『伝説の風景を旅して』(1524円)、中尾務さんから『VIKING』第688号(中尾さんはこの号から「乗船」した)が届く。どれもイイ本で紹介したいが、時間がないのでタイトルのみ。


12時に出て、鶴川へ。駅前で講談社『M』のFさんと待ち合わせ。最近、旬公と知り合いになったので、ぼくの授業にゲストとして来ていただいた。駅近くの店で昼飯。大学の数年先輩に当たるが、経歴など聞いているだけで興味深い。大学に行き、学生の前でFさんに話していただく。マンガ界の現状から、産業としての問題点、仕事の進め方、漫画編集者になったきっかけなど、具体的で判りやすい。週刊のマンガ雑誌はいま一番タイヘンな状況だが、そのことで斜に構えたり、別の方向に逃げたりせずに、いまだからいいマンガをつくることに力を注ぎたいと云うFさん。学生はどう受け止めただろう。終了のチャイムが鳴っても話が尽きなさそうだったので、学生数人と駅前のスタバに行き、またいろいろ話す。6時ごろまで話し、学生と別れて、二人で小田急の各停に乗る。そこでも話し、表参道で別れる。ものすごい熱気を感じた。


西日暮里に戻り、明日の準備あれこれ。いちばんの問題は雨だが、いまの予報では、午前中に上がるかもしれないカンジ。でも、信用できない。明日の朝に起きて、ザーザー振りでも落ち込まないように、いまから覚悟しておこう。


では、明日の一箱古本市でお目にかかりましょう。「しのばずくんトート」も買ってくださいね!