息苦しさが止まらない

この数日、喘息的な咳がつづいていて困っていたが、昨夜は布団に入っても息苦しいのが止まらず、遅くまで眠れず。今朝は8時半に起きて仕事場へ。アクセス本の原稿整理など。塩山本のカバー、オビ、表紙のラフが青柳さんから届く。同書の装幀を林哲夫さんに依頼したのは、林さんが猥雑な内容をいかに見せるかに興味があったからだが、こちらから投げた球を思いっきり林さんならではのスタイルで打ち返してくれた。塩山さんにも送ったが、見て、「京都の公家的下品さ」だと喜んでいた。


5時前に出て、神保町へ。駅を降りて古書会館まで歩くだけで、呼吸が苦しい。こんなに辛いのは数年ぶり。「アンダーグラウンド・ブック・カフェ」を覗く気力なく(和田誠の装幀展、見たかった!)、リコシェの阿部ちゃんを入り口前に呼び出して、ブツの受け渡しのみ。〈書肆アクセス〉にたどり着き、今日から始まった「けものみち計画が選ぶ書肆アクセスの30冊」の小冊子を受け取る。サイン本をつくったり、アクセス本の打ち合わせをしたりしていると6時になる。歩いて地下鉄に乗るのも難しく、タクシーで神楽坂のS社へ。


久しぶりの編集部で資料選びのあと、取材。興味深いハナシが多く聞けた。それから『yom yom』のTさん、Kさんと、神楽坂の魚料理の店で前号の打ち上げ。旬公もあとから参加。刺身も鱧もウマかったが、息苦しいのでいまいち気勢上がらず。会話はもっぱら旬公にお任せ。タクシーで千駄木に帰る。旬公は3時に起きて、築地市場の取材に出かけていった。そのあと眠れず、マークース・ズーサック『本泥棒』(早川書房)を最後まで読み、録画していたテレビドラマ《働きマン》第1回を見る。