店主応募の開始と確定申告

昨夜12時から一箱古本市の店主受付を開始したが、さっそくトラブルが発生。最初の10人ほどに、すでに101人を超えてしまったというメールが届いてしまったのだ。そのあとも、登録フォームからデータができないので、メールで申し込むというヒト、多数。店で応募状況を見ていた、〈古書ほうろう〉の宮地さんからアワくった電話がかかってくる。こちらは翌朝に提出する確定申告の書類づくりで大童の状態で、しばらくメールを見ていなかった。パソコンを立ち上げ、対応策を協議する。システム担当の守本さんと宮地さんとのあいだで話をしてもらい、ぼくは公式ブログなどに状況を伝える文章をアップする。1時ごろ、なんとか事態収拾のメドが見え、2時ごろには書類づくりも完了。とっとと寝てしまう。


朝8時半、自転車で荒川税務署に向かう。団子坂を下っていたら、千駄木駅から登ってくる通勤のヒトの中に、『酒とつまみ』を読みながら歩いてくる男性がいた。朝から酒のハナシかよ。なんとなく同志的感情を抱く。声かけたかったが、ヤメておく。谷中銀座の立ち食いそばに入ると、2人の店主が70〜80代、3人の客が60〜80代という「お達者倶楽部」状態。介護保険のハナシになり、「1割負担だからまだ助かるよねえ、お兄ちゃんなんかは3割負担だろ?」と店主から話しかけられる。続いて、「若いヒトはこれから大変だよなあ」という会話になり、役割上、ぼくも「若いヒト」として「はあ、頑張ります」などとお返事した。この10年でいちばん低い額の所得を申告しにいくときに、交わしたくない会話ではあった。税務署に到着。いつもだと、その場で係りの人に教えてもらいながら、書類を記入するのだが、今回はすでに記入してきたので提出だけで済んだ。宿便を出したような安堵感。


夕方、明日からの〈深川いっぷく〉での「いっぱこ古本市」に出品する本を持っていく。帰ったら、店主応募がすでに60人を超えていた。