神保町でパンツを買うには

午前中はウチであれこれ。1時すぎに出て、飯田橋へ。〈島〉でモツ煮丼を食べ、近くの喫茶店で本を読む。逓信病院に行く。CTスキャンって、はじめてやったのだが、終ったあと体がフラつく。市ヶ谷まで歩き、都営新宿線で神保町。〈ダイバー〉での「第1回 古本寄港市」。昨日からはじまっているが、今日はあいにくの雨。入り口の土間と店内で17の参加者が一箱ずつ本を出している。退屈男さんの箱から本山桂川『文学碑散歩』(河出新書)300円と、ダイバーの棚から1冊買う。昨日は、若い連中が海軍の制服を着て、靖国通りまでチラシを撒きに行ったそうな。


明日から入院なので、新しいパンツを買わねばならぬ。ユニクロのような店は、飯田橋には見当たらず。神保町では〈キムラヤ〉ならあるかと思えば、ナシ。その後、スーツ屋、Tシャツ屋、ゴルフ用品屋などを覗いてみるが、いずれもパンツの世話まではしていられないようだ。神保町でパンツを買うのがコレほどタイヘンだとは思わなかった。最初から秋葉原ユニクロに行けばよかったか。


いったんウチに帰ってから根津の〈赤札堂〉に買いに行こうかと、西日暮里まで帰るが、途中で病院の先生から携帯に着信あり。さらに悪いトコロが見つかったのかと、あわてて掛け直すと、CTの結果、手術に少し時間が掛りそうなので、入院を延ばしてほしいとのことだった。せっかく段取り組んだのに……。しかしまあ、コレばかりはしかたない。来週アタマに入院と決まった。となると、来週土曜日の〈古書往来座〉の「外市」には行けるかどうか微妙だなあ。とりあえずこの週末に、牛イチロー先生に預けてある「外市」用の本の値づけをしてしまうコトにした。夜、堂場瞬一『棘の町』(幻冬舎)を読む。


というワケで、この先いろいろゴタゴタしますので、この日記は10日間ほどお休みします。仕事関係の連絡は、入院している数日を除けば、メール・電話とも普通にできますので、ご心配なく。それと「書評のメルマガ」増刊として2月に出すつもりだった、特集「この版元がエライ!」の発行は、3月になるかもしれません。ご回答いただいた方には申し訳ないです。では。


追記・『サンデー毎日』2月25日号に、「古本好きの女性が東京に結集 第一回〈古本女子〉サミット」という記事が掲載されました。執筆は岡崎武志さんです。ありがとうございました。