第一回全国〈古本女子〉サミット、無事閉幕

8時起き。午前中、〈立石書店〉の牛イチロー先生が本の買い取りに来る。20日からの池袋サンシャインでの古書市に出す分、約300冊。〈古書往来座〉の「外市」に出す分も、一緒に預かってもらう。本を見て、「こっちはサンシャイン、こっちは外市」と選んでいたら、牛先生に「その仕分け、まるで古本屋みたいですよ」と冷やかされる。立石の店舗での「けものみち」コーナーの売り上げを受け取る。オープニングイベント以降の1ヶ月ちょっとで6万円の売り上げ。おお、すげえ。


自転車で図書館を回り、三ノ輪の〈勝生〉という中華料理屋でランチ。そのあと、〈稲垣書店〉へ。本を整理していたら、戦前の映画制作の本が出てきたので、小遣い銭にならないかと思って持っていったのだが、さほど珍しい本ではないそうで、店内の1000円分の本と引き換えることになった。悩んだ末、原田真人『ハリウッド映画特急』(早川書房)1300円を選び、差額を払う。稲垣さんの『日本古書通信』の目録、次回は4月予定で進めているが、なかなかタイヘンとのこと。


4時、〈古書ほうろう〉へ。棚を動かしたり、プロジェクターを配置したり。5時半から、出席者の皆さんがやってくる。ちょうちょぼっこの福島さんは、昨夜海外旅行から帰ったところだという。6時になると、続々とお客さんが入ってくる。ぜんぶで54人。うち女性が8割ぐらいか。とくに前のほうは女子ばかりで、けっこう緊張する。火星の庭の前野さんがなかなか来ない。新幹線が遅れているという情報があり心配したが、時間ギリギリに到着。じつは西荻で古本屋めぐりしていたそうだ。


6時40分、スタート。まず全員を呼び出して、各自の活動についてプロジェクターで画像を見せながら説明してもらう。インカムっていうのか、ヘッドフォンみたいなマイクがあったので、ぼくはそれを使ってみるが、ハウリングがひどく、途中でやめてしまった。使い方が悪かったのかも。「古本女子」とまとめてみても、各自のやっていることはそれぞれ違うので、いちいちオモシロイ。しかし、ぼくの仕切りが悪かったせいで、この説明パートにえらい時間がかかってしまい、休憩を挟んで、全員が喋り終わったころには2時間がすぎていた。議題はほかにもたくさん用意していたのだが、1、2つにとどめ、質疑応答もカットして、10時前に終了。


そのあと、店内で12時前まで打ち上げ。時間が長引いたせいで、店内の「古本女子の一箱古本市」を見たり、打ち上げに参加したりすることができなかったお客さんが多かったようで、反省しきり。もし次の機会があれば、もっと時間配分をしっかりやりますので。ただ、ふだんはバラバラに活動している「古本女子」たち(出席者もお客さんも)を一堂に集めたことで、お互いがコミュニケーションできるようになったので、やってヨカッタと思う。早くも「第二回はどんな古本女子が?」と訊かれたが、まだナンにも考えていない。出て欲しいと思っているヒトは何人かいるけど。棚の移動を手伝って、ウチに帰る。集まってくれた皆さん、場所を提供してくれたほうろうの方々、どうもありがとうございました。


では、最後に「路上派少年遊書日記――1981年・出雲」を。

1981年4月21日(火)
★このごろ体の調子悪し。
レイ・ブラッドベリ大全集』読了。


4月22日(水)
★今日買った雑誌
『Sage』五月号 160円 情報出版