奇病の人

7時半起き。朝イチで飯田橋逓信病院へ。先日、喫茶店で旬公と昼飯を食べていたら、ぼくの顔をじろじろ見て、「なんか顔の片っ方がふくらんでない?」と云う。触ってみたら、たしかに左あごの下の肉がなんだかふくらんでいて、押すとフニフニした感触がある。腫れているというカンジでもなく、痛みもない。とてもアヤシイ。


で、翌日、飯田橋の内科(旬公のかかりつけ)に行ったら、耳鼻科に行けと云われ、そっちで見てもらったのだが、どうも原因がはっきりしない。それで逓信病院を紹介されたのだ。悪性腫瘍だったらどうしよう、とけっこうナーバスになっていたが、診察した先生は悪性ではないと云ってくれた。ただし、原因が絞り込めないので、検査をするコトになった。


ぼくは大病も入院もしたことがないのだが、ちょっとした病気にはときどきかかる。それも、声が出なくなるとか、なんだか妙な病気が多いのだ。今回の左頬のふくらみは、顔が丸いからよく見ないと気づかれないかもしれないのだが、明らかに左右のバランスを失しており、旬公に云わせると「エサ袋みたい」だそうだ。検査は来週なので、日曜日の古本女子サミットには、この顔のまま出るしかない。結核とかだったら同情されるだろうが、こんな非ガーリーな病気では笑いのネタになるだけだなァ。


終ってから、渋谷に出て、〈リブロ〉へ。フランスの古書を販売するサイト〈アッチュム・ポワン・コム〉(http://www.aaaaatchoum.com/blog/)が期間限定で出張販売している。絵本、実用書、雑誌、紙モノなどがあった。昨年末に『アッチュム! フランスのかわいい古書を探しに』(青山出版社)を出していて、その刊行記念。次号の『彷書月刊』で、アッチュムのことを書く予定。ココと〈ブックファースト〉で資料をまとめ買いし、西日暮里に帰ってくる。あとは、ひたすら仕事。


夕方、〈古書ほうろう〉へ。「古本女子の一箱古本市」のyojohon book storeの箱で、一冊だけどうしても欲しい本があったのだが、それが売れていた。三一書房の『近代庶民生活誌9 恋愛・結婚・家庭』。同書の中には、中平文子の『婦人記者化け込みお目見得廻り』が収録されているのだ。函欠で800円は犯罪的に激安。主宰者なので遠慮していたが、ちゃんと買ってくれたヒトがいてくれてウレシイやら、ちょっと悔しいやら。『ぐるり』の五十嵐さんと店内で待ち合わせて、〈ブーザンゴ〉へ。本を整理していたら、歌手のシバ=ガロ系マンガ家の三橋乙揶が描いた科学マンガ『笑えぃ!!科学の法則集』(創拓社)が見つかったので、プレゼントした。図書館によってから、戻る。


3月3日(土)に、江戸川区中央図書館で話をすることになりました(https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/07koen_kai0303.html)。講演というほどしっかりしたハナシでもなく、タイトルに「世界」とついていてもきわめて狭い見聞しか話せないと思いますが、よかったらいらしてください。しかし、この告知の写真は、のほほんとして、まるで知的ではないですね(自分で送ったんだけど)。

世界 古本ぶらり旅 
〜足で、ネットで「あの本」と出会おう〜


平成19年3月3日(土)14:00〜16:00
会場 江戸川区立中央図書館4階 講習室


申込方法 往復はがきでお申込みください。
1枚につき1名
(重複申込みは無効とさせていただきます)
往信面:住所・氏名・年齢・連絡先電話番号を記載
返信面:申込み者の郵便番号・住所・氏名を記載


あて先:〒132−0021 江戸川区中央3−1−3
     江戸川区立中央図書館「企画係」
締切り:2006年2月15日消印有効
定員 :100名 ※応募多数の場合抽選
※お伺いした個人情報は今回の講演会に関すること以外には使用しません。


【お問合せ先】江戸川区立中央図書館企画係 講演会 担当
    電話 3656−6211(代)


では、最後に「路上派少年遊書日記――1981年・出雲」を。

1981年4月18日(土)
★三年生【修学旅行から】帰ってくる。平川さん*1より、さいふのおみやげをもらう。それから生八ツ橋を買ってこられて、全員で二つづつ食べた。

*1:吹奏楽部のパーカッション・セクションのリーダー。クールな女性で、ティンパニがとてもウマかった。しょっちゅう叱られたなあ。