肉と内臓と皮のハナシを

26日(金)は某誌の企画で、早稲田・神保町の古本屋を歩く。11時半スタートで終ったのは6時だった。疲れたけど、おもしろかった。その代わり、27日(土)は一日ヘタっていた。


で今日は9時起き。旬公とすぐ出て、有楽町の〈ビックカメラ〉へ。新しいアジトに取り付ける蛍光灯を買う。そのあと、ウチで仕事。5時前に〈古書ほうろう〉へ。今日のトークの準備を手伝う。宮地さんたちが棚を動かしたりするのを待っているうちに時間が過ぎていき、プロジェクターのセッティングにかかれたのは、開演の6時前。使い慣れないので位置を決める段階から手間取る。開場を少し遅らせてもらい、なんとか準備を終わると、お客さんが続々と。


「屠畜狂い」と題する内澤旬子クドウヒロミさんのトークは、きわめて面白かった。クドウさんは、自分がやっている『モツ煮狂い』のエピソードを語るとともに、内澤の本をじつによく読みこんでおり、的確にハナシを進めてくれた。クドウさんという相手を得て、内澤のハナシもいつもより一層ディープなものになっていた。プロジェクターで写した、屠畜に関する各国の写真も、お客さんの目を引いていた。クドウさんが配布した、牛と豚の内臓の各部位の名称一覧表は、手元において参照したいものであった。


休憩を挟んで2時間半で終了。終ってからも、サインや質問が続く。残ったメンバーで、その場で打ち上げ。クドウさんが持ってきてくれた「さいぼし」(馬肉のくんせい)を切り分けて、みんなでいただく。クドウさんといろいろ話す。トークのときに「コミューンにあこがれて、いまでも共同生活している」と話していたが、冗談でも酔狂でもなく、真剣に「コミューン」を研究・実践しているコトがよく判った。なお、この共同生活ではクドウさんが料理番であり、食卓にはしょっちゅうモツ煮が出るそうだ。椎名誠が小岩で送っていた共同生活のことが、思い出された。12時すぎにお開きに。


本日から2月4日(日)まで、〈古書ほうろう〉店内で「古本女子の一箱古本市」が開催されます。参加店は、〈ハルミン古書センター〉(from東京)、〈貸本喫茶ちょうちょぼっこ〉(from大阪)、〈book cafe火星の庭〉(from仙台)、〈cafe de poche〉(from京都)、〈yojohon book store〉(from福岡)です。どの店の本もイイですよ〜。企画者じゃなければ、買い占めたいトコロです。最終日までに補充のない箱もあり、売り切れ御免です。お早めにどうぞ。


まぼろしチャンネル」の「帝都逍遙蕩尽日録」(http://www.maboroshi-ch.com/cha/nandarou.htm)が更新された。今回は、ブログに書くのをサボった正月の出雲での出来事について。


では、最後に「路上派少年遊書日記――1981年・出雲」を。

1981年4月14日(火)
★今日から三年生【は】修学旅行へ。
二年生の天下となる。


★目の検査で、悪くなっていて、おちこむ。
なぜ二年八組は眼鏡をかけている奴が少ないのだろうか。