私はクラゲになりたい

9時起き。今朝も涼しい。そして雨。午前中、『COMIC Mate』の原稿を書く。昼はトマトソースのパスタ。デジカメのデータを整理したり、数人に手紙を出したり、コンビニでコピーを取ったり。ポプラ社のYさんから、三浦しをん三四郎はそれから門を出た』が送られてくる。編集、デザイン、写真は、『海野弘 本を旅する』と同じチームである。カバーーには、いろんなオブジェとともに、本文からの引用がすごく小さな字で配置されている。カバーに含まれる文字量でいえば、日本最多の本ではあるまいか(昔の『遊』には負けるか……)。


4時ごろ出かけて、神保町へ。なんか久しぶりか? 〈書肆アクセス〉で、神戸女学院大学総文叢書『女子教育、再考』(冬弓舎)を買う。『進学レーダー』用だ。内田樹が「時の守護者」という文章を寄せていて、これだけ先に読んだがオモシロかった。神戸女学院には今年春に図書館の取材に行っているのだが、このヒトがここの大学教授だというコトはすっかり忘れていた。〈岩波ブックセンター〉では、橋爪紳也モダニズムのニッポン』(角川選書)を。岡崎さんが日記で書かれていたとおり、律儀にも、あとがきに『彷書月刊』の連載陣の名前をぜんぶ挙げている(ナンダロウアヤシゲ、アサオ、コダイと難読名にルビを振る配慮も)。〈ディスクユニオン〉では朝日美穂もりばやしみほ川本真琴の[ミホミホマコト]を、〈高岡書店〉で『映画秘宝』を買う。今月は深刻な金欠なのだが、なんかイロイロ買ってしまった。


〈Amulet〉に行き、オンライン古書店〈パビリオンブックス〉(http://pavilion-b.com/index.html)の「絵本でめぐる旅/北欧・中欧あっちこっち」という展示販売を見る。チェコハンガリースウェーデン、ドイツなどの絵本を多く持ってきている。さすがにイイ本がある。チャペック(ヨゼフ装幀)とラダで一点ずつ欲しいのがあったが、金欠なのでガマン。ちなみに値段は、日本の古書店で見かけるときよりは安くてリーズナブルだと思う。26日(水)までやっているので、覗いてみてはいかが。そのあと、またまた〈アンチヘブリンガン〉に行き、某氏とハナシをして、水道橋からウチに帰ってくる。


海月書林〉さんより、荻窪のカフェ〈ひなぎく〉内にショップを開設し、オープニングパーティーを開く旨のお知らせが届く。昨年のうちから、「来年7月をめざす」と云っていて、ちゃんとそれに間に合わせてしまうところがスゴイ。すべてが遅れていくぼくは、市川さんの爪の垢じゃなくて、クラゲの足の垢でも煎じて飲むべきであろう。ああ、私はクラゲになりたい(チチ松村のパクリ)。