東西めぐりんで七夕の街を

午前中、資料のコピー。一週間ぶりに神保町へ。〈高岡書店〉で、きらたかし赤灯えれじい』第7巻(講談社)、川原泉レナード現象には理由がある』(白泉社)、『マンガ・エロティクスf』(山本直樹トリビュート特集)を買う。川原泉の新刊……何年ぶりだろう?


蒸し暑い。水道橋まで歩き、総武線秋葉原日比谷線で入谷へ。台東区中央図書館のビジネスルームで、パソコンの無線LANを試す。2度目にもかかわらず、まったく接続できず。こないだ、わざわざ有楽町の〈ビックカメラ〉までマシンの設定に行ったのに……。すっかり腐る。


気分転換にバスに乗って帰ることに。図書館の入口で、台東区循環バス「めぐりん」の路線図をもらい、浅草から上野、谷中をつなぐ「東西めぐりん」に乗る。松が谷のバス停で待っていると、まだ普及していないせいか、通りすがりのおばさんに「このバスはどこに行くの?」と訊ねられる。バス到着。都バスに比べて半分ぐらいに見える、小さなバス。座席は12席ぐらいしかないが、空いていたのでずっと座っていられる。七夕のディスプレイが楽しいかっぱ橋通りを抜け、浅草雷門、松屋、浅草消防署、新御徒町、上野、芸大前、谷中墓地と進む。完全に遠回りだし、時間も掛かるのだが、ふだん通らないエリアをバスで走るのはいい気分。車窓からの景色を愉しみ、千駄木駅の手前で下車。これで全線100円なのだからお得。今度は「北めぐりん」「南めぐりん」にも乗りたい。


ウチに帰り、ちょっとクーラーで涼む。『オズ・マガジン』7月24日号(下町大特集)が届く。不忍ブックストリートも見開きで登場。吾妻ひでお『うつうつ日記』を読む。図書館と新刊書店と家との往復生活が、まるでいまの自分みたいだと思う。自転車で出かけ、〈往来堂書店〉で『新潮』と『論座』の8月号を買う。前者は西村賢太「暗渠の宿」を読むため、後者では岡崎武志さんが『海野弘 本を旅する』の書評を、伊藤礼氏が読書日記で『センセイの書斎』を紹介してくださったため。〈ルノアール〉に入り、無線LANを試すと一発で接続できた。うーん。


晩飯(豚肉とジャガイモ炒め)のあと、「書評のメルマガ」を編集して発行。明日の〈火星の庭トークのメモをつくる。二日分の日記を書いたら12時になった。あとは荷物をまとめて寝よう。明日から仙台に行ってきます。