一箱古本市の結果報告

kawasusu2006-05-10

不忍ブックストリート公式サイトに、一箱古本市の結果報告をアップしました(http://sbs.yanesen.org/hako1/2006/summary.html)。総売上金額は106万5320円、冊数は2348冊です。ぼくの記憶だと、昨年の総額は90万台だったと思うし、11時に開始して3時には中止になったことを考えると、コレは驚くべき成績ではないでしょうか。また、この中には、夕方に文京ふれあい館で行なわれた店主同士の古本交換会での売上は入っていません(各自精算なので総計は出せないのです)。もし、晴天で5時まで販売できていたら、もっとスゴイことになったかもしれないですね。


店主ごとの売上冊数、金額は、それぞれベスト5まで掲示しました。しかし、ご存知のように、大家さんによっては雨が降り出した1時半以降まったく販売できないところもあり、逆に、屋根がある大家さんで中止まで問題なく販売が続けられたところもあります。実行委員会の不手際で、その辺の不公平・不平等が生じたことを前提として、この結果をご覧いただきたいです。それにしても、「森茉莉かい堂」の82冊はスゴイです。同店は前回も点数で3位に喰いこんでいます。


プレゼンターが選ぶ個人賞は、今回7本出しました。岡崎武志賞が「追分コロニー」(豆腐room DY'S前)と「島尾屋」(古書ほうろう前)、セドロー賞が「旅猫書房」(ギャラリーKINGYO前)、書肆アクセス賞が「にとべ文庫」(カフェNOMAD前)、日曜研究社賞が「畸人研究学会」(往来堂書店前)、谷根千賞が「こちどり」(やなか珈琲店前)、内澤旬子賞が「Bambini Books」(往来堂書店前)、南陀楼綾繁賞が「古本おーでぃっと とれいる」(ギャラリーKINGYO前)という結果です。「旅猫書房」は昨年の岡崎賞に続いて2度目の受賞。「こちどり」はやなか珈琲店でのぼくのパートナーだったので、嬉しかったです。


このデータを見たら、いろいろオモシロイことが判りそう。ちなみに、昨年の結果発表はサイトには載っていません。すいません。ただ、点数・金額のベストと個人賞については、『谷根千』に掲載された仰木ひろみさんのレポートで報告されているのでそっちをどうぞ。全文が以下で読めます(http://sbs.yanesen.org/hako1/2005/hiromi_report.html)。


それから、当日、不忍ブックストリートを駆け巡り、ペンギンの「銀の輔」との記念撮影をしてくれた高野ひろしさんが、ウェブ上で写真が見られるようにしてくれました。題して、「銀の輔が歩いた一箱古本市」。以下のURL(http://www.dpegg.com/eggsite/album?url=qZI1kxp7BoFgXeMqeYPkRSzyXGNEXjTkvi)で、アクセスコード「sb2006429」を入力すると、見られます。これを見ると、ホントにたくさんの人が集ってくれたんだなあと、感無量です。この日に会えなかったヒトに、遅まきながら会えたという気持ちになりました。高野さん、ありがとうございます!


*写真は高野さん撮影の南陀楼と銀の輔。このサイトに載っている写真はご自由にお使いください、と高野さんはおっしゃってます。


写真といえば、紹介するのを忘れていた。店主であり助っ人でもある「旅猫書房」さんが、ふれあい館での店主同士の古本交換会の模様を撮影し、スライドショーとしてアップしてくれているのだ。
http://homepage.mac.com/kay526/hitohako2006.html
たぶん肖像権に配慮してだと思うが、店主の顔ではなく、出品している箱の写真が中心なのだが、これがとてもオモシロイ。箱ごとの個性がはっきり判るものになってます。まだ見てないヒトは必見なり。そういや、ぼくの「古本けものみち」はダンボールのフタに屋号を殴り書きしていたのだが、中止になったあとそのダンボールは廃棄して、ふれあい館では小さなカートの中に本を入れて売った。改めて屋号を書くヒマもなかったので、このスライドショーでどれがぼくの箱なのか判らないのが残念だ(雑に詰め込んであるので、すぐ判るかも)。