緊急募集! 「古本ジェットストリーム」質問コーナー

まず、このブログを読んでくださっている方に、突然思いついたコトをお願い。26日(日)2時からの「古本ジェットストリーム」第2回で、不忍ブックストリートについて話します。そこで、不忍ブックストリートについて知りたいことがある方は、南陀楼までメールでご質問をお寄せ下さい(kawasusu@nifty.com)。マジメなものでも笑えるものでも、その場でお答えします。ただし、今回の「一箱古本市」店主の当落に関してだけは答えられません(っていうか、まだ締め切り前だし)。オヨちゃん、ゲストの〈古書ほうろう〉の宮地健太郎さんへのご質問も歓迎します。


9時起き。週末の〈古本酒場コクテイル〉での「一箱古本市」の本を値付けする。カートに入れて、〈古書ほうろう〉に持っていき、一緒に発送をお願いする。そこからバスに乗って早稲田へ。途中、大塚三丁目のバス停で、〈牛やの生井〉と書かれた車を見つける。「商品は会社の命です」と、わざわざ外に向って云うことかソレは、という文字を大書しているのだが、ナニが「商品」なのかは判らない。「宮内庁御用達NO.◎◎」と書かれているのもアヤシイ。早稲田に着き、ちょうど昼時なので、久々に〈キッチンミキ〉へ。ハンバーグ(500円)。安くて美味しいけど、さすがに量は少なめ。


早大図書館の書庫で、ある本の書誌事項の確認。終わって棚を見渡していたら、『江戸川乱歩先生華甲記念文集』(昭和29)という並製・153ページの本を見つけた。『黄色い部屋』6巻2号、600部限定・非売とあり、編集・発行は中島河太郎である。「華甲」って数えで61、つまり還暦と同じ意味だそうだ。それを記念して、朝山蜻一、岩田賛、岡田鯱彦香山滋、狩久、島田一男、高木彬光、椿八郎、長沼弘毅、氷川朧、山田風太郎山村正夫鷲尾三郎渡辺剣次といったメンバーが文章を寄せている。その多くが「早く新作を!」と熱望している。あと、ココに来る前にバスの中で眺めていた〈青猫書房〉の目録で、『青空関係書簡集』(親和女子大学国文学研究室、1992)という本が出ていたので、検索してみると所蔵されていた。同人誌『青空』の梶井基次郎や外村繁、淀野隆三らが仲間に出した書簡の翻刻。貴重な資料だと思うが、研究者向けの資料集なので、注文はしなかった。


図書館を出て、早稲田駅のほうへ。〈メープルブックス〉を覗いたら、『宝石』の昭和36、37年ごろのバックナンバーが一冊350円で出ていた。目次を見て、「ある作家の周囲」という推理作家のインタビュー+評論の記事が載っている号を選ぶ。大本俊司、つまり大伴昌司がインタビュアーになった号も数冊。8冊買う。そのあと早稲田駅近くの〈ブックオフ〉を覗くが何も買わず。東西線で大手町で乗り換えて、ウチに帰る。


雑用をしているうちに5時になる。自転車で荒川図書館へ。「ジェットストリーム」のCDを借りる。26日のオープニングで使うためだ。ホントは1枚持っておきたいのだが、中古CD屋でも、探すとなると意外と見つからない。


図書館を出てから。大通り沿いの歩道に自転車を止めようとして、植え込みを囲んでいる鉄パイプのほうに自転車を寄せ、自転車から降りた。その瞬間、隣を自転車が通り、ぼくのバランスが崩れたかと思うと、左側の植え込みに向って転倒した。一瞬、体が宙に浮き、なんか走馬灯みたいなのがアタマをよぎる。び、びっくりしたー! さいわい、土の上に落ちたのでドコにもぶつからなかったが、車道側の柵に頭をブツけたら大事だっただろう。慌てて起き上がると、向こうからやってきたおばさんが「大丈夫?」と声をかけて、自転車を支えてくれる。かなりハデにこけたように見えたのだろう。こっちは照れくさく、散らばった本を拾い集めて、礼を云って立ち去った。あとで考えると、植え込みの周りの鉄パイプが左足の下に当たり、それが支点になって、クルッとひっくり返ってしまったようだ。もともと運動神経は鈍いんだし、そろそろ40歳手前なのだから、気をつけねば。


夜は《けものみち》を観てから、晩飯(牛肉とほうれん草炒め)。一昨日買った『映画秘宝』を読む。藤木TDCがマイナー女優のスキャンダルを追う連載をスタートさせている。『醜聞聖書』(洋泉社)の姉妹編だな。これは楽しみ。