入谷−南千住・不動産屋ツアー

8時半起床。パン一枚を半分ずつ食べる。今日から隣の工事が再開したが、起重機はどっかに行ってしまったので、それほどうるさくはない。午前中、短い原稿を1本書く。そのあと、溜まっていた古本に値付けして、〈古書ほうろう〉に持って行く。「古書モクロー」、久しぶりにホトンド全冊入れ替えました。トムズボックスが出した、長新太さんの小冊子などあります。ヨロシク。


上々堂〉の小森さんが、昨日「池袋に古本屋ができたそうですよ」と教えてくれたが、メールでその続報を。〈mediamsg〉という店で、1階に絵本、しかけ絵本、2階に映画、音楽、科学、3階に美術を置いているのだとか。「三角形の小さいビル」らしいが、池袋で3階建てなんてスゴイ。場所は「東池袋の駅からすぐ」だとか。検索してみると、サイト(http://www17.ocn.ne.jp/~mediamsg/)が見つかった。4月にオープンしたのだね。本のリストを見ると、ヘンな本が多く、おもしろそう。池袋イルムスの古本市(今日からだった!)のついでに、行ってみるか。


おにぎり屋でおにぎりを買ってきて、昼飯。編集を担当する単行本のゲラを、著者や関係者に宅急便で送る。『市井作家列伝』の著者・鈴木地蔵さんや奥成達さんにお電話し、雑談。4時前に自転車で、浅草へ。台東区中央図書館で仕事していた旬公と落ち合い、近くの不動産屋へ。物件2件を見るが、いずれも狭い。次に、さっき見つけた不動産屋に入ってみる。いかにも世話好きなおじさん、という感じのご主人が、3DKの物件を紹介してくれる。今日はナカに入れないが、前まで行ってみましょうかと案内してくれた。ナカを見ないとナンともいえないけど、周りの環境はなかなか。入谷駅から近いし、中央図書館にもすぐだし。


茶店で休み、最初に行った不動産屋で「これは勧めません」と云われた物件を見に行くコトにする。なぜ勧めないかと云うと、山谷のど真ん中(住所は日本堤)にあるからだ。しかし、コッチは広くて安ければ、どこでもイイのだ。二人乗りで、千束から吉原のほうに走り、日本堤へ。路上で寝転んだり、酒盛りしたりしている人々が多数。商店街のナカのビルが、その物件らしい。薄暗い階段を旬公が入っていったが、「まるで香港のクーロン城みたいだった」と一言。さすがにココはムリか(どっちみち、1、2階セットでないと貸せないと云われていたが)。そのあと、三ノ輪駅前の不動産屋で相談すると、けっこう広い貸家が出ていた。これならイイねえと盛り上がる。管理会社が今日まで盆休みというので、連絡が付かず、まだ空いているかは改めて教えてくれることに。


三ノ輪のバス停で、旬公と別れ、ぼくは自転車で帰る。乗りっぱなしで疲れたので、途中、〈ハルピン〉でビールとシューマイ。ウチに帰って、カレーの残りとレバー炒めを食べる。「早稲田古本村通信」の原稿を書き終わると、12時過ぎた。不動産の物件を見るのは楽しいし、比較することは大事だと思うが、どうしても時間が取られてしまう。それに、あまりたくさん見すぎても、混乱するだろうから、今後はもっと絞っていく必要があるだろう。