雨の日は〈なってるハウス〉へ

午前中、「書評のメルマガ」を編集して発行する。荻原魚雷さんの「全著快読 古山高麗雄を読む」は今回で完結。一冊にまとめたいので、版元募集中です。BGMは、昨日〈円盤〉で買ったラブジョイ[かけがえのないひととき]。このバンドのBIKKEふちがみとふなとの渕上純子のデュオJBがヨカッタので、買ってみたが、かなりイイ。JBでやった「at home」も入っている。コレは愛聴盤になるかもなァ。そのあと、宅急便で届いたビジュアル本の1色ページの初校を見る。メルマガで告知したので、コチラにも転載。皆さん、よろしく。とてもキレイな本になりました。

ピエ・ブックスから、南陀楼綾繁編著『チェコマッチラベル』という本が出ます。社会主義体制下の1950〜60年代に、チェコスロヴァキアで製造されたマッチラベル800点弱を、すべてカラーで収録しています。プラハのコレクターの所有していたマッチラベル・コレクションを、南陀楼が譲り受けたものがベースになっています。どのラベルも、シンプルな色使いながら、豊富なアイデアにあふれた魅力的なデザインです。
また、当時発行されたマッチラベル蒐集のための情報誌や小冊子から、興味深い記事を抜粋して翻訳したり、チェコ最大のマッチ会社SOLOがあり、「マッチの街」として知られるスシツェの年表を掲載したりと、1色ページも充実しています。
日本初ばかりか世界でも初の、チェコマッチラベルの全貌を明らかにした本です。ぜひ手にとってみてください。書店さんも置いてね!

A5サイズ、192ページ(モノクロ48ページ)
本体2200円【「書評のメルマガ」では1900円でしたが、マチガイでした。すいません。道理で安いと思ったんだよなー。でもコレでも安いです。】
2005年7月中旬発売
http://www.piebooks.com/


1時ごろに出て、雨の中を新宿へB社の編集部で打ち合わせ。人物ルポのハナシはペンディングとなり、別のテーマを書くコトに。うーん、ままならんなあ。東口に出て、〈TSUTAYA〉でビデオを何本か借りる。この分までは半額セールだった。〈ビックカメラ〉で、データ保存用のiPODを見てみるが、買うには至らず。山手線で西日暮里に帰る。


長いワリにいまいち実りの少ない打ち合わせだったせいか、ウチに帰ってからドッと疲れが出る。〈なってるハウス〉にライブを見に行くツモリだったが、「雨降ってるし、今日はイイや!」とヨコになる。そこに、エンテツさんから電話で、「奥さんが留守なら、一緒に飲まない?」とのお誘い。そりゃイイですねえと、こちらから〈なってるハウス〉でどうですか? と提案した。1時間ほどで雑用を片付け、バスに乗って西浅草三丁目で降り、5分ほど歩いて、〈なってるハウス〉へ。客は最初2人、あとで5人ぐらいに。


今日は、渋谷毅のソロだと思っていたが、ゲストに平田王子さんというボーカルとギターの女性が出た。2セットあり、どちらも渋谷さんのソロで数曲、そのあと平田さんと二人でボサノバをという構成。リズミカルなギターとポルトガル語(?)のボーカルに、ポロンポロンというピアノの音が絡む。ほわーんと心地良くなり、何度も眠りに誘われた。休憩を挟んだので、終ったら11時になっていた。鶯谷まで歩き、西日暮里でエンテツさんと別れる。


ウチに帰り、ロバート・アルドリッチ監督《合衆国最後の日》(1977、米)を観る。2時間20分もあるが、うまくつくってあるので長さは感じない。でも、最後はかなり拍子抜け。さて、寝るか。