不思議な知り合い

昨日、本の整理をしたために、腰が痛い。久しぶりに昼飯にパスタをつくる。《噂の東京マガジン》を観てから、旬公と谷中のアパートへ。芦辺拓『十三番目の陪審員』(角川書店)を読みながら、荷物の到着を待つ。4時前になっても届かないので、伝票の書き間違いかとアセったが、配送が遅れていただけだった。段ボール箱を数箱、部屋に安置。今度はウチの本を整理して、スペースをつくり、そこにこの箱を運び込むコトになっている。順送りというか、玉突きというか、箱根細工というか、一カ所動かすためには、他の数カ所も動かさねばならないのであった。


上野高校前の喫茶店〈さえら〉でコーヒーとプリン。一度ウチに帰り、〈古書ほうろう〉へ。武井武雄の本を探しにきたという小沢信男さんにバッタリ。Y新聞のSさんと待ち合わせ、〈千尋〉へ。Sさんはウチから100メートルというご近所にお住まいで、この店にも何度か来ているという。彼からは一箱古本市の当日に取材を受けたが、今日はその流れで古本をめぐる動きについて、少し喋る。どういう感じの記事になるかは、まだ判らない。むしろ雑談してる時間の方が長かった。Sさんは今度結婚して、引っ越すそうだが。その相手を聞いて驚いた。ぼくも読んでいたミニコミを発行していたヒトで、いまはライターとしてカフェや骨董についての本を出している。「いやー、よく知ってますよ。そのミニコミについてご本人とメールやりとりしたことあるもん。ちょっと前に某社の懐かしモノ系の雑誌の編集もされてたでしょう。一号で潰れたけど」と云うと、今度は向うがビックリしていた。こないだ会ったばかりのヒトの結婚相手が、注目してきた書き手だったというのは、なんだかフシギな感じだ。


疲れたのか、ウチに帰ってしばらくすると眠くなってくる。ここのところ、古書展にも映画にもあまり行ってない。アクティブじゃないなあ。