ぼくも岡崎賞をいただく

kawasusu2005-05-05

昨日、岡崎武志さんから、右のイラストとともに「一箱古本市」についてのお手紙をいただいた。終わりの部分を、ちょっとだけ引用させていただくと、「エプロン姿のナンダロウくんも、やけにカッコよかった。いやほんと。いろいろ日記をみる限り、忙しい時期に並行してがんばりぬいたこと、形には残らねど、賞賛に値する立派な行動でした」とあって、最後に「ぼくから岡崎武志賞をナンダロウアヤシゲ氏に贈ります」と結ばれていた。嬉しい、ほんとに嬉しいおホメのコトバだった。岡崎武志賞、ありがたく頂戴します。明日からガンバロウという気になりました。


さて、今日は三連休の最後とあって、谷中周辺はすごい人出。ぼくが出会うのが高齢の方ばかりのためか、一箱古本市の日以外に「不忍ブックストリートMAP」を持って歩いているヒトを見かけない。旬公は女性が手にしているのを何度か見たそうだけど。1時に出て、仕事場へ。届いていた原稿を読み、著者と相談する。あとはインタビュー原稿をまとめたり、短い原稿を書いたり。


仕事場に、柾木恭介『猫ばやしが聞こえる』(DWELL/績文堂)が届いている。柾木さんは詩誌『列島』の同人で、新日本文学会に属した詩人、評論家。2004年10月に82歳で亡くなった。70歳を過ぎてから、インターネットで個人通信を発信していたが、そこから数十編をまとめたのが本書である。小沢信男さんの友人でもあり、「本とコンピュータ」2003年春号に掲載の、小沢さんが柾木さんに聞くかたちの記事「老いてこそパソコン」も収録されている。


8時前にウチに帰り、『オーケンののほほん日記 ソリッド』(ぴあ)を読了。うーん、ますますドロドロになっていく。こういう状態のときは、日記など書かないほうが精神衛生上にはいいのではあるまいか。中島らも『さかだち日記』(講談社)とテイストがよく似ていた。その後、テレビでジャッキー・チェンの《アクシデンタル・スパイ》を観たら、主人公の行動があまりにバカっぽくて、途中で疲れてしまった。ご都合主義にさえなっていないシナリオだった。


そうだ、忘れていた。8日(日)2時から開催の「東京スムース友の会」ですが、あとわずか数席分の余裕があります。書物雑誌「sumus」にご興味があり、林さん、岡崎さん、山本さんら同人に会ってみたい方なら、誰でも歓迎します。女性も10人近くいらっしゃいますので、お気軽にどうぞ。最終締め切りは、土曜日の午前中です。申し込みは南陀楼までメールにて。