幼児退行しながら図書返却

おいおい、昨日はついに5時回ってから寝たよ。カンベンしてくれ。朝、出がけにポストを見たら、『日本古書通信』の最新号が。4月20日(水)〜26日(火)の「池袋西口公園古本まつり」の広告に、岡崎さんとぼくが「応援メッセージ」を寄せている。古書通信の樽見さんから「岡崎さんのはこうですよ」と見せられて、それに対抗して書いたのだが、岡崎さんのはリズミカルなのに、ぼくのはどうもダラダラしてる。コピーライターの才能はありません。それにしても、あちら(池袋)は50店、30万冊、片や、こちら(一箱古本市)は75店、5000冊(?)程度でしかないが、同じ週に野外でという共通点がある。この週はずっと晴れていてほしいなァ。記事では矢部登さんが「EDI叢書」完結について寄稿されている。


仕事場に行き、明日からの金沢行きの準備。ここんところ、毎週出かけているのでその前にカタをつけなければならない用事がけっこうある。その間をぬって、一箱古本市の店主からの回答をまとめる。これらは順次、「不忍ブックストリート」のサイトにアップして、こんな店主・こんな本が出ますよと、告知していく。みんな、屋号や品揃えにアタマをつかってくれているので、楽しく読める。今日届いた回答で、オモシロすぎるのがあったので、この場で先に公開してしまおう。

屋号:普通女子の本棚
名前:畠中理恵子
本の傾向:最近出版された普通の漫画、最近出版された普通の小説など。どこにでもある本を安く販売。
抱負:普通の本を初めて売ってみる快感、そして定価でない本を初めて売ってみる快感を体験したいです!
http://www.bekkoame.ne.jp/~much/


なんなんすか、その「普通女子」というのは! さすが、酔っ払って、自分のことを「黒いでっぱり」と命名しただけのコトはある。見事な言語センスです。こんなに「普通」を強調されるとかえって見てみたくなる。


6時ごろ出て、〈古書ほうろう〉へ。打ち上げイベントの参加人数が日に日に増えていくことへの対応を話し合う。昨年の「第一回モクローくん大感謝祭」は50数名だったが、アレは座ってもらったから、今度はオールスタンディング(というとカッコいいが、ただの立ち見)であのスペースに何人まで入れるか。「イナバの物置」のCMみたいな実験になりそうである。〈サミット〉で買い物し、ウチに帰って晩飯(豚コマとニラ、しめじの炒め物)をつくって食べる。


テレビで香港映画《インファナル・アフェア》を観る。ぼくはビデオで観ているが、旬公は初めてでかなりオモシロがっていた。今度公開する三作目を見に行くコトに。雑誌・新聞が溜まっていたので、縛って外に出す。そのあと、返却期限の過ぎた本を、日暮里図書館まで自転車で返しに行く。旬公はついてきてくれず。夜の図書館ってブキミで怖い。とくに、日暮里図書館の周辺は薄暗い。幼児退行気味になりながら、返却ポストに投入し、自転車に飛び乗って去る。イイ歳してコワガリなんですよ。


ウチに帰り、またメールの返事を書く。いつまでも終らないなあ。日記を書いたら、もう1時だ。明日は10時に羽田フライトで、金沢に行きます。これから荷物をつくります。明日、明後日の日記は更新できるかどうか、判りません。では、行ってきます(ここんところ、しょっちゅうこう書いてる気がする)。


さっき日記をアップして気づいた。もう日付けが変わっているから、4月15日だ。ぼくの誕生日なのだった。ことしで38歳。なのに幼児退行。しかも、寝ようとして、「本のメルマガ」の原稿を忘れてたことも気づく。明日は書けそうにないので、急いで書いてしまう。ああ、眠い。