大阪一日目

朝、近鉄特急で難波へ。行ってるところだけ挙げるだけで、時間がかかってしまうほど、いろいろ回って、6時ごろに本町の大阪会館へ。関西の出版人の勉強会(?)「剄版会」で話す。終わってから、二次会へ。大阪や京都のいろいろな版元さんとお話できて、楽しかった。前田和彦くんのところに泊めてもらうので、今里まで一緒に帰り、そこの中華料理屋でちょっと飲む。前田家に着き、2時ごろに眠る。


この日買った古本は以下の通り。


天神橋筋五丁目
◎青空書房
三好徹『近代ジャーナリスト列伝 天馬の如く』上・下、中公文庫、500円
結城昌治『炎の終り』広済堂ブルーブックス、100円

千林大宮
ブックマート
尾辻克彦『父が消えた』中公文庫、100円
中島梓『ベストセラーの構造』ちくま文庫、100円
谷沢永一『えらい人はみな変わってはる』新潮社、700円
【ひとこと】
野村宏平『ミステリーファンのための古書店ガイド』(光文社文庫)には記載のない店。100円均一の量が多いのに驚き、年代が古い本が多いのにもビックリ。新古書店っぽくない。


◎楠書店
石子順造『表現における近代の呪縛』川島書店、800円
マッチラベルについてのエッセイあり
梅田晴夫『淑女のライセンス』読売新聞社、800円
【ひとこと】
棚と棚のあいだが狭い店だが、筋のいい本が見つかる。


◎BOOKS CHIGA
ラスプーチンが来た 山田風太郎明治小説全集11』ちくま文庫、200円
山口文憲『空腹の王子』新潮文庫、100円
尾辻克彦『吾輩は猫の友だちである』中公文庫、100円
【ひとこと】
ココも均一が豊富。数軒隣に本店の〈千賀書房〉があるが、そっちはほとんどビニールパックされているし、値段も高め。ネット販売対応っぽい。


◎ほんけ書店
山川方夫『愛のごとく』講談社文芸文庫、300円
【ひとこと】
野村本に、看板に「らくだ書店」と「魁歩堂」の二店が載っている「古本屋の一人二役トリック」と書かれていたが、じっさいに行ってみたら、そこにあったのは「ほんけ書店」だった。住所も同じだし、「らくだ書店」と「魁歩堂」はドコに入ったのだろうか? 一人二役、しかし、犯人はべつのヤツだった、というところか?(店自体はごくフツーだった)


◎山口書店
田中小実昌『カント節』福武書店、300円
【ひとこと】
商店街の中の古い木造の店。しかし、文庫やコミックよりも、山の本や文学書が目立つ。五反野の「四季書房」を思い出す。


OBPツイン21古本フェア(京橋)
『世界の雑誌大研究』講談社、1500円
河原淳『雑学人生のすすめ』新人物往来社、300円
三橋乙揶(シバ)『笑えいっ!! 科学の法則集』創拓社、300円
河盛好蔵『あぷれ二十四孝』新潮社(装幀・花森安治)、300円
青英舎編『元気印大作戦 学校解放文庫』角川文庫、200円
海野弘『黄金の五〇年代アメリカ』講談社現代新書、200円


北浜
◎アトリエ箱庭(とらんぷ堂)
JOSEF LADA『DIE ABENTEUER DES BRAVEN SOLDATEN SCHWEJL IN BILDERN』3500円
→『兵士シュベイクの冒険』のドイツ語版。プラハの出版社らしい。見返し、本文のイラストが美しい。やっぱりラダはええのぉ。


海文堂書店(店長手渡し) ★新刊
中村よお『洋楽ROCK関西実況70’s』幻堂出版、1500円
オヤジ芝田『神戸ハレルヤ! グルめし屋』幻堂出版、1200円