ガンバレ、かーびーさん

朝、風呂を入れて、旬公に髪の毛を切ってもらう。伸びっぱなしにしてたので、気持悪かったのだ。さっぱり。新宿三丁目に出て、〈紀伊國屋書店〉の斜め向いの〈TSUTAYA〉へ。エドワード・ヤン監督の《●(牛+古)嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件》がココにならあるかと思って。洋画は国別に分かれていて、探しやすい。スグに見つかった。上下巻で4時間近くあるが、頑張って観よう。〈TSUTAYA〉は以前、北千住店の会員だったが、その後、利用せずに来た。改めてカードをつくったら、全店で使えるし、ネットで在庫検索できるしで、ずいぶん便利になっていた(よけいなクレジット機能がついているのが気に喰わんけど)。


三越の〈ジュンク堂書店〉に寄るヒマがなくなったので、せめて地下の食品売り場で弁当でも、と思い、ナカに入って驚いた。いつの間にか、食品売り場が廃止されていたのだ!表示を見なかったのだが、以下のサイトによれば、1月23日で廃止されたようだ(「裏・21世紀の歩き方大研究」http://banyuu.txt-nifty.com/21st/2005/01/post_30.html)。このヒトもジュンクのついでに食品売り場に行こうとしたらしい。デパートなんて本屋と地下食品売り場しか用がない、というヒトは、南陀楼のソウル・ブラザーです。


1時に仕事場に着き、色校のチェック。一足早く出て、池袋へ。西武イルムス館の古本市へ。うーん。変わった店が多く出品しているのに、なんだかフツーの古本市だった。ある文章で書くために、1980年代のエロ雑誌を買ったら、一冊800円もした。〈リブロ〉の文芸書売り場で出たばかりの本を探すが、見つからず。文学論や書物関係の平台が、ここ半年ぐらい、あまり整理されていず、荒れているような気がする。2階に上がり、『映画秘宝』の別冊を買うためにレジに行ってちょっと驚いた。白人男性がレジに立っている。まだちょっとおぼつかない日本語で、「一点のお買い上げですね」などと云う。まだ研修中らしい。名札を見ると「かーびー」さんだ。ガンバレ、贔屓にするよ。3階では、仕事用にカルチュアル・スタディーズ関係の本を数冊。


ジュンク堂書店〉に行き、9階の映画コーナーでちょっと内容を見ておきたい本を立ち読み。そのあと、1階の新刊コーナーへ。探していた、高橋源一郎『読むそばから忘れていっても 1983-2004 マンガ、ゲーム、ときどき小説』(平凡社)と坪内祐三『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』(新潮社)が、ちゃんと隣に並べられていた。判ってるねェ。気分がいいので、山根貞男米原尚志『「仁義なき戦い」をつくった男たち 深作欣二笠原和夫』(NHK出版)も一緒に買う。もう一点、平岡正明の『大落語』上・下も欲しかった(法政大学出版局からというのがシブイ)が、今日は見送る。


荷物が増えてしまったので、ジュンクの裏の中華料理屋でビール一杯飲んで、駅に向う。あとになって、今日は明治通り雑司が谷の方に歩いたところにある古本屋〈往来座〉に寄るツモリで、場所をメモしてきたことを思い出す。こないだも行き着けなかったんだよなあ。田端で降り、生協で買い物してウチへ。なんだか眠くなって一時間ほど眠り、晩飯のあとは、《特命係長 只野仁》→《タモリ倶楽部》→《虎ノ門》のしりとり竜王戦と、続けてテレビを見てしまう。やらなきゃならないコトは、あまり進まず。寄り道ばかりの一日だった。


【今日の郵便物】
★古書目録 夏目書房紙魚