もつ焼き屋のちライブハウスin入谷

朝、義父からのメールを見て、飲んでいたお茶を噴き出す。先日(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20050115)の『週刊新潮』の掲示板の件で、Oさんご本人からメールがあったと云う。さっそく「日本の古本屋」を検索し、神保町にも行ってみるそうだ。本好きなら基本中の基本、だと思っていたが、フツーの人にとってはこの程度でも初めて得る情報なのかもしれない。義父は、ファンだったOさんから直接返事をもらったコトにカンゲキしていた。「娘婿様にもお礼方々よろしくお伝えください」とおっしゃっていたそうな。ちょっとはポイント稼いだか?


バスに乗って、早稲田へ。バスの車内から、外の風景を眺める。千石三丁目に、病院っぽい戦前のモダン建築があり、その表札が「山下清」となっていたり、護国寺近くの〈三河屋履物店〉がまだ残っているコトにホッとしたり。今年は、不忍通りを上野から早稲田に向って散歩したいと思っている。


大隈会館で図書館の入館証を申請。そのあと、早大通りにある「ガウディ・マンション」(勝手につけた名前)を見に行く。「早稲田古本村通信」のネタ拾いなり。大隈通りの〈ボンマルシェ〉で昼飯。古くからの洋食屋で、カツやハンバーグ、スパゲティなどメニューは多いのだが、ぼくが頼むのはいつもの「ボンマルランチ」(600円)。メンチカツ、ポテトフライ、スパゲティ、ミートボール、ウインナーの盛り合わせで、とくにウマくはないのだが、昼のお腹にちょうどイイというカンジだ。


早大図書館に行き、雑誌書庫と資料書庫で探し物して、コピーを取る。短い時間で、効率よく作業ができた。雑誌のバックナンバーを見ていて、いくつか発見があった。グランド坂上からバスに乗って、高田馬場へ。駅前で、セドローくんと浅生ハルミンさんと待ち合わせ。新目白通りの〈ジョナサン〉へ。二人は昼ごはん、ぼくはナゼか「白玉クリームあんみつ」を食べる。あれこれ雑談してるうちに、3時半になってしまう。急いで地下鉄に乗って、仕事場へ。


台北国際ブックフェアの件で打ち合わせ。こちらで選んだ本は明日発送。この期に及んで、向こうからまだきちんとしたスケジュールが送られてこないので、どう予定を立てていいのかワカラン。出たとこ勝負か。7時過ぎに出て、秋葉原日比谷線に乗り換え、入谷で降りる。『下町酒場巡礼』(ちくま文庫)に載っていた、〈加藤〉というもつ焼き屋を探したら、ワリとすぐ見つかった。カウンターと狭いテーブル。ほぼ満席で活気がある。もつ焼きは1本100円だが、ガツもタンも身がプリプリとしまっている。他のつまみは150円とか200円とか、すごく安い。ザーサイ150円がうまい。


30分ほどいて、勘定して出る。5分ほど歩き、〈なってるハウス〉へ。先に来ていたエンテツさんの隣に美女が。おお、どこのオンナかと思ったら、エンテツさんの奥様であった。今日は渡辺勝と川下直広のデュオ。途中、有馬忍の歌(前に聴いたときより格段にイイ)とギターを数曲はさみ、あとはノンストップ、2時間20分、1本勝負。前半は、いままであまり聴いたことのない曲が多く、後半におなじみの曲を新しいアレンジで。いつものコトだが、この演奏を6、7人で聴くのはもったいないほど。終って、今日はいつもより激しかったね、などとエンテツさんと話していたら、渡辺さんに「今年はこの調子で行くんですか?」と話しかけた。このヒトのこういう率直さにはかなわない。


三人で鶯谷まで歩き、〈呑兵衛〉という朝4時までやってる居酒屋へ。奥様の実家の秩父のハナシをあれこれ聞く。興味津々。鶯谷から山手線に乗り、12時過ぎにウチに着いた。アー、眠い。


【今日の郵便物】
★『銀座伊東屋100年史』〈非売品〉 内容も装幀もスバラシイ!
★伊東古本店 「伍魅倶楽部」で注文した、『東京25時』5冊が全部当たる。奥成達関係の資料。
★古書目録 趣味の古書展