明日から帰省します

朝から雪が降っている。のっぴきならない事情で、約束をひとつと、忘年会のお誘いをキャンセルさせてもらう。すみませんでした。午後から夜中までずっと作業。これが終らないと、明日、実家に帰れない。


室蘭市の小田島洋さんから手紙。『ナンダロウアヤシゲな日々』の読者カードを送ってくださった方。礒部鎮雄が主催していた「江戸町名俚俗研究会」の会員だった時期があり、名簿をお持ちということなので、お願いしてコピーを送っていただいたのだ(昭和35年9月現在)。当時の時代小説作家が多く会員になっていると、小田島さんが書いておられたが、たしかに、平岩弓枝松本清張池波正太郎らの名前が見える。ほかに、守田勘弥三遊亭円生宮尾しげを、坂本篤(有光書房)、見坊豪紀三遊亭金馬桂三木助、南博、綿谷雪田岡典夫など、落語家、文化史家、評論家の名前が見える。驚いたのは、(米子)金関丈夫とあったこと。人類学者で、ぼくも何冊か読んでいるヒトだが、この時期、米子に住んでいたのだろうか。


名簿には、小田島さんの名前もたしかにある。お手紙によると、この時期大学四年生だったという(早熟だなあ)。安保闘争の時期で、毎日デモ行進していたという。また、室蘭在住ということでひょっとして……と思っていたが、室蘭工業大学図書館の「生き字引」と呼ばれ、いまは室蘭市立図書館の館長である山下敏明さんとも知り合い(小田島さん曰く「山下さんの追っかけ」)だとか。妙なところで、つながるもんだよなあ。


また、〈上々堂〉の長谷川さんからメールで、blogをはじめたとのこと(http://shanshando.exblog.jp/)。こないだ行ったとき、どこのにしようかと悩んでいたが、結局「エキサイト」にしたようだ。「blogはじめても、書評のメルマガの日記はヤメないでね」とお願いしておいた。「古書モクローin上々堂」は1、2日動きがなかったらしいが、昨日マッチラベルが売れたらしい(でも、明らかに知り合い)。


まだまだ書きたいことは残っているが、今年の日記の更新はこれで終わりにします。実家に行っているあいだは、なるべくネットもメールも見ずに、資料を読んだり原稿を書いたりしたいなあ、と。でも、いつもナンにもしないまま、あっという間に終るんだよなあ。では、みなさん、よいお年を。来年も「ナンダロウアヤシゲな日々」をヨロシクです。


【今日の郵便物】
★古書目録 丸善名古屋、文泉堂書店