今日もおウチで

朝刊でジャック・デリダの死去を知る。74歳。よく使われている写真(新聞のもそう)は髪型に特徴があったが、晩年もあの髪型だったのだろうか? 遅れに遅れている「彷書月刊」の原稿、昼過ぎまで掛かってようやく書き上げる。おいおい、もうすぐ次号の締め切りがやってくるよ。


うどんをつくって食い、ビデオでロン・ハワード監督《ミッシング》を観る。トミー・リー・ジョーンズがインディアンになった男を演じる。別れた娘役のケイト・ブランシェットがいまいちで、どうもハナシに入り込めない。


そのあと、久々に〈古書ほうろう〉を覗くと、10人以上客がいたのでビックリ。「谷中芸工展」の期間なのと、昨日まで雨続きだったので今日は客が多いのでは、と山崎さんが云っていた。そうか、芸工展も明日で終るのか。ナニも見られなかったなあ。動坂下まで歩き、初めての焼き鳥屋で、ちょっと飲む。


ウチに帰り、ビデオで《アイデンティティー》(2003、ジェームズ・マンゴールド監督)を観る。ジョン・キューザックなど10人が、雨のモーテルに閉じ込められ、一人ずつ殺されていく。いろんなところに伏線が張ってあると思い、じっと見ていたが、ラスト近くになって脱力。伏線、イミないじゃん。予告編がいちばんオモシロかったかも。


【今日の郵便物】
★bk1 東陽片岡『お三十路の町』第3巻(小学館)、『されどワタシの人生』(青林工藝舎)、チ川ユポ『Honorable[オナラブー]』(双葉社