オリンピックよりも古書モクロー

午前中から原稿やろうとするが、また詰め将棋。少し休もうと思ってヨコになったら、ぐっすり寝てしまう。このままだと夜までこの調子だと思い、神保町へ。なんか一週間ぶりだなあ。〈かんたんむ〉で中町信の文庫を一冊。アクセスに寄ったら、「のんき新聞」の新津さんが新しい号(ぼくは書いてない)の納品にいらしてて、畠中さんに紹介された。


仕事場に行って、ゲラの直しなど。7時過ぎに出て、都営新宿線の西大島へ。〈たなべ書店〉で中町信の文庫を探すと4冊見つかった。結城昌治陳舜臣のときほど、のめりこめるかどうかはまだ判らないが、追いかける作家がいるときはいつも楽しい。交差点のあたりで晩飯を食える店を探すが、どこもイマイチ。蕎麦屋に入ったら、みんなでオリンピックのバレーボールを見ていた。数日前、開会式より前にサッカーの試合をやっているのを観て、どうしてなのか判らず、旬公と疑問に思ったこともある(いまでも謎)。それぐらい、オリンピックについてはまるきり無知無関心。


帰りに古書ほうろうに寄る。まず棚をちょっと見て、レジで「古書モクロー」の売上スリップを見せてもらうのが、最近の愉しみ。今日はパッと見て、棚が動いている気がしたが、スリップの束も厚い。ずっと売れなかった宇野亜喜良の画集や、出したばかりの『演劇的自叙伝』など売れた。例の小間さんが来てくれてまたCDを大量に買ってくれている。宇田川新聞さんも来てくれたようだ。なんだかやる気が出てくるなあ。少し棚に本を追加してみる。あと一週間、どれだけ売れてくれるか。


私事が調子いいと、仕事もなんとか行くような気がしてくる。原稿、まだ気分でしかないけど、どうやら突破口が見つかりそう。