「ブックスひろしま」でnanakikaeさんとトーク

11月に行なわれる「ブックスひろしま」では、一箱古本市のほか、北尾トロさん、岡崎武志さんほかのトークイベントがあります。私もこんなのに出演します。

ブックスひろしま2010
南陀楼綾繁 × nanakikae
         本づくりは楽しい!〜ミニコミから豆本まで〜』


ミニコミ、フリーペーパー、個人出版豆本、そしてブログやツイッター…。ひとりでもはじめられる「本づくり」の楽しさを惜しまれながら休刊する雑誌「彷書月刊」連載中の二人が語り合う!


日時 2010年11月6日(土)
      開場:14時50分  開演:15時〜


参加費用  おひとり 1,000円
    (18歳以下参加無料。当日年齢確認できるものが必要。未就学児の入場不可。)
    *本年度は事前振込は受付しておりません。ご了承願います。


会場  まちづくり市民交流プラザ 北棟5階研修室C
         広島市中区袋町6番36号


定員 60名(先着順 定員になり次第締切)
申し込みは下記ページから
http://fly8.jp/bookshiro2010-talk01


ゲストプロフィール
南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)
1967年、島根県出雲市生まれ。ライター、編集者。古本、新刊、図書館、ミニコミなど、本に関することならなんでも追いかける。「不忍ブックストリート」代表。
著書に『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版)、『路上派遊書日記』(右文書院)、『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)、などがある。
ブログ「ナンダロウアヤシゲな日々」http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/


●nanakikae(ななきかえ)
1989年広島生まれ。大学院生。本好きがこうじて高校生の頃から製本を始め、今や豆本、ブックカバー、蔵書票等、本に纏わるものを製作している多才な「文学少女」。「彷書月刊」、フリーペーパー「WB」に連載を持っておりブログ日記「花霞堂日録」(http://hanagasumido.hp2.jp/)も好評。
一箱古本市豆本等では、「花霞堂」という屋号で活動し、ブックスひろしま2010の一箱古本市へも店主として11/7(日)参加予定。


nanakikaeさんは1989年、平成元年生まれで、ぼくより22歳の年下。これまで一回り下のお相手はあったが、これほどの年下は初めて(逆に年上は八木福次郎さんとの52歳差がある)。ほとんど父娘ですよ。でも、同じ「彷書月刊」に連載してたし、手づくり本好きだし、古本屋も図書館も通っている人だから、きっと大丈夫でしょう。一箱古本市の会場からも近いので、ぜひ聴きに来てください。


昨日は出版者ワークショップ。今回は都合で千駄木交流館の和室。「自分が好きな本で、内容とカタチが合っていると思えるものを持参し、それについて話す」回で、たくさんの本が並んだ。これまで何をやりたいのかがうまく言語化できなかった受講者も、理想の本を手にして話すと、考えが少し見えてくる。ぼくは近所なので、たくさん持っていった。以下がそのリスト。


本多功『バットの手工』日本玩具協会、1932
内田誠『喫茶卓』双雅房、1936
花森安治『服飾の読本』衣装研究所、1950
花森安治『暮しの眼鏡』創元社、1953
花森安治『風俗時評』東洋経済新報社、1958
幸田文『驛』中央公論社、1959
平野甲賀〔装丁〕術 好きな本のかたち』晶文社、1986
漫画アクション編集部編『論よりコラム』双葉社、1989
『堀内さん』堀内事務所(非売品)、1997
『別冊太陽 古書遊覧』平凡社、1998
多川精一『太田英茂』エディトリアルデザイン研究所、1998
藤澤清造貧困小説集』龜鳴屋、2001
『ワンダーパン ひとつのパンの話』ぱんとたまねぎ、2010
その他、豆本、限定本、趣味雑誌を数点
江戸川乱歩貼雑年譜』完全復刻版、2001


貼雑年譜』はすごい重さだったが、現物を見せないと復刻の凄さが伝わって来ないし、人に見せないと自分でも見直す機会がないので、ちょうどよかった。蔵書を他人に見せるのは、虫干しみたいなものだ。


今回からこのワークショップの受講者が一人増えました。まだ参加を受け付けていますので、ご興味のある方はメール(kawasusu@nifty.com)してください。今後もいろんな立場の方をゲストにお呼びする予定です。