一箱中の一箱

一箱古本市week、好評開催中です。まだ、ぼく自身見ていない企画がたくさんあるので、なるべく早く見て回りたいと思っています。


不忍ブックストリートの新実行委員であり、キンドルiPad(もちろんアメリカ版)も手に入れているという「ガジェット青年」ことトンブリンさんが、一箱古本市専用の「箱」というものを試作しました(http://imaginarybeings.com/tomblin/?p=217)。試作とはいえ、京都の箱デザイナー「ハコバカ」さんの設計のほとんど完成形。上部には看板と大きなサイズな本を立てかけて並べられるスペース、下部には引き出して90度ひっくり返すと、四六判が並べられる箱が二つ、後部にはスリップや売上金を収納できるスペースが。そして、外箱は搬送用であると同時に、仕切りで補強するとメインの箱を支える台になるという……まさに、一箱古本市のための一箱なのでです。そのプロモーション映像はこちら。



トンブリンさんには、今年の一箱のポスターや広告も手がけてもらってます。その頃から、ナニかたくらんでるなという気配は伝わっていたものの、先日、試作品を見せられてその出来に驚きました。しかも、自分だけ使ってもテストにならないと、あと3つ制作し、それらを一箱の店主さんに使ってもらおうというのです。オープンソースというか、ネットの熟達者ならではの発想だなあ。というワケで、以下の店主さんが試用するとのこと。


・4/29
 ・市田邸:芸工展実行委員会
 ・旧安田楠雄邸:マステルとマルガリータ 
・5/2
 ・アートスペースゲント:たけうま書房
 ・Gallery Jin+classico:トンブリ


ぼくも今年店主で出ていれば、優先権を主張して使わせてもらったのになあ。ざんねん。


今日は朝から原稿を一本書く。午後はもろもろ連絡。3時半に〈カフェ・ド・パルク〉で、JPICと光文社の方々と5月3日、上野での「ブックイベント・シンポジウム」の打ち合わせ。予約が60人近く入っているということで、ちょっとホッとする。そのあとで、どの街でブックイベントに関するトークを行なうかも話し合う。終わってそのまま残り、某新聞の取材を受ける。


それから、千代田線で根津に出て、ふれあい館で「ダムとわたし」映画祭を観たのだが、長くなりそうなので改めて書きます。《水になった村》は、素晴らしい映画でした。