一箱古本市weekは晴天でスタート

本日から5月9日(日)まで、不忍ブックストリート一箱古本市weekがはじまります。53の企画で谷根千を盛り上げる16日間です。詳細はこちらにあります。http://sbs.yanesen.org/


昨日までの地獄のような寒さがウソみたいないい天気。ただ、薄着で出かけるにはちょっとまだ寒い。それでも、谷中銀座よみせ通りには晴れの日を待っていた人たちが、あちこちから集まっている。自転車で通り抜けるのも難しい。


新しく大家さん(4月29日)になってもらう〈COUZT CAFE 藍い月〉(http://www.couzt.com/)で、スタッフのSさんと打ち合わせ。近所へのあいさつ回り。そのあと、ふれあい館で29日の打ち上げイベントの会場の打ち合わせ。〈フレンディー〉でぶりの照り焼き定食を食べる。


池之端方面へ。〈ギャラリ−藍染〉の「一箱古本門前市」。庭にビニールシートが敷いてあり、その上に段ボール箱が二つ。文庫本が詰めてある。単行本にいたっては紙袋に突っ込んだまま。それが全部100円均一なのだ。泉麻人『僕の昭和歌謡曲史』(講談社文庫)などを買う。お金は箱に投入するしくみ。カリプソ文庫さんに会う。


根津方面に戻り、〈千駄木空間〉でイッテンモノプロジェクト「イッテンモノたち」展を眺める。デザイナーの仕事を見せる企画のようだ。やまがら文庫さんに出会い、〈往来堂書店〉へ。そこから、谷中に出て、〈イリアス〉で「book’s friends 第2回 不思議の国のアリス展」を。アリスの豆本やスタンプなどが並ぶ。「昨年よりもコーナーが広がっちゃった」とはオーナーの弁。〈Biscuit(ビスケット)〉では「チェコハンガリーマッチラベル展」。チェコマッチラベルは持っているものが多いが、ハンガリーのマッチ箱は珍しい。値段も他の雑貨店に比べると安いと思う。また来よう。


〈不思議〉では、「痕跡本てなに? 〜もう一つの読書展〜」。あの狭い店内にどうやって展示するのか? と思っていたが、レジ前に小さな棚を置いて痕跡本を並べている。不思議さんって、陳列センスは抜群なんだよなあ。展示してある痕跡本は前に見せてもらったものが多いが、また手に取ってみたくなる。5月2日の痕跡本ツアーは、ここに集まってから一箱の会場に出発します。


nido〉で「tiny posters」展。毎年この辺りで個展を開催している大倉ひとみさんが描いた店のポスター(というか、広告マッチの図柄っぽい)をnidoさんが色ガラスに仕立てている。枠に収まった、映画館やカフェ、書店などのポスターがいとしい。サイズが小さくて部屋に飾れるそうだから、一点買いたいのだけど、どれにするか決めかねる。もう一度来るか。


〈古書ほうろう〉に寄って用事を済ませてから、西日暮里に戻り、書評の本を読む。7時に電話があり、〈カフェ・ド・パルク〉へ。一箱古本市を取材したいという某テレビ局の方との打ち合わせ。帰って、こんどは明日の羽鳥和芳さんとのトークのメモをつくる。