コミガレのDJプレイ

朝8時起き。9時ごろに鎌倉の両親来る。西日暮里に行き、『進学レーダー』図書館の原稿。2時前に一段落。雨の中を神保町へ。〈小諸そば〉でざるそばと焼肉丼のセットを食べ、〈高岡書店〉で島本和彦新吼えろペン』第11巻(小学館)、黒田硫黄『大金星』(講談社)を買う。〈書泉グランデ〉で、樋口尚文『「月光仮面」を創った男たち』、太田尚樹『伝説の日中文化サロン 上海・内山書店』を買う。両方とも平凡社新書なり。ちくま学芸文庫柴田宵曲がほしいのだが、見つからず。他の店でもコレだけ置いてなかった。高定価だから仕入れが少ないのか?


〈小宮山書店〉ガレージの古本を1、2分覗く。今日のBGMはあがた森魚。前はHONZIだった。一貫した方向性を感じる。CDをかける権利のある店員が、自分の趣味で選んでいるに違いない。こんどから「いま演奏中のCD」としてジャケットを掲示してくれるともっとイイのだが。


神保町シアター〉で、特集「松竹の女優たち」。チケット売り場で、またしてもキレているじじいがいた。スタンプ5回で1回サービスになると、一回につき何円になるのかというご下問に、お姉ちゃんが口ごもっていたら、「聞いてるだろ!」と怒鳴りつけていた。自分で計算しろよ。最近思うのだが、こういう老人たちは若い人の返事が聞き取れてないのでいらだつのかもしれない。いまの若い人が店に立つと、やたら早口でマニュアル喋りするから、ときどき日本語に聞こえないことがある。


今日観たのは小林正樹監督《からみ合い》(1962)。岸恵子主演で、会社社長の遺産相続をめぐる関係者たちの文字通り「からみ合い」を描く。山村聡仲代達矢芳村真理宮口精二と芸達者な役者が出ているが、ストーリーが平凡なのでもったいない。もっとどぎつくつくれば面白くなっただろうに。終わって出たら、いちど止みかけていた雨がまた降っている。〈東京堂書店〉に寄るつもりだったが、忘れて帰ってしまう。ま、いいや、明日も来ることだし。


西日暮里に戻り、島本和彦新吼えろペン』第11巻を読む。これで完結だが、意表をつくラスト。どうもまた続編をやるつもりらしいが、もっとキチンと描いて完結させるべきだったのでは。末尾に羽海野チカがメッセージを。このヒト、いろんなマンガにコメントを寄せていて信用できない。1時間ほど谷根千本の総目次の整理をやって、ウチに帰る。