北千住で観るトリュフォー

もう12月だよ。早いねえ。12時に出て、北千住へ。ネットを流していたら、北千住に〈東京芸術センター〉(http://www.art-center.jp/tokyo/)という施設があり、その2階にある〈シネマ ブルースタジオ〉が常設の映画館だとあったので、半信半疑で出かけた。西口の〈TSUTAYA〉前の道を曲がり、商店街を抜けた先に、20階建てぐらいのマンションがあり、そこに映画館や劇場が入っているのだ。たぶん足立区と民間の共同事業だろう。


2階の映画館は、仮設っぽいつくりで、上野の〈一角座〉に似ているがアレよりも3倍は広い。300席近くあるが、客は10人程度。ひょっとしてプロジェクター上映じゃないかと疑っていたが、立派なスクリーンがある。パンフを見ると、去年の4月から欧米の名作を中心に上映を続けている。まったく知らなかった。洋画2本立て1000円は安い。


今日はフランソワ・トリュフォー特集で、《突然炎のごとく》(1962・仏)と《柔らかい肌》(1964・仏)だった。どちらも未見の作品。ジャンヌ・モローがただの色ボケにしか見えない前者は一本調子で途中寝てしまったが、後者は最初から最後まで緊張感があって、オモシロかった。車を発進させたり、飛行機が飛ぶところなど、ハナシに直接関係ないところでもきちんとカットが割られていた。そういう演出が、この映画をクールなものににしていると思った。このトリュフォー特集は年内続くので、もう一度ぐらい観にきたい。


ところで、12月の「不忍ブックストリートの茶話会」は、5日(水)に行ないます。どうぞご参加ください。


日時 12月5日(水)20:00〜23:00頃(出入り自由)
場所 ブックス&カフェ・ブーザンゴ
〒113-0022 東京都文京区千駄木2-33-2
TEL & FAX: 03-3823-5501
http://www.bousingot.com/
参加費 各自オーダーのみ
問い合わせ 不忍ブックストリート実行委員会
shinobazu@yanesen.org
電話 03-3824-3388(古書ほうろう)