中里和人さんと話す

朝からパソコンに向かう。連絡事項、あれこれ。堀切直人さんから『新編 唐十郎ギャラクシー』(右文書院)贈られる。「堀切直人コレクション」の1だ。前から聞いていたが、ついに刊行スタートとあいなった。第2巻の『書遙游』(書評集)が早く読みたい。また、山川直人さん(http://yamanao.exblog.jp/)から『コーヒーもう一杯』第3巻と『ナルミさん愛してる その他の短篇』(いずれもエンターブレイン)贈られる。嬉しいサイン入り。読者カードが著者の手書き&イラスト入りなのがいい。


たちまち午後になり、2時半ごろに出かける。毎週金曜の夕方は遠出なのだ。先方でKさんと落ち合い、一緒に。Kさんの力もあり、今日はちょっとだけ、前に進んだかも。急いで駅に向かうが、電車を一本逃してしまう。


7時すぎに千駄木着。走って〈乱歩〉へ。中里和人さんの写真展「東亰(とうけい)」の茶話会。6時からハナシがはじまっているので、1時間遅れで参加。12人ほどお客さんがいた。中里さんの後半のお相手をつとめたのだが、ひとつハナシを振ると、きちんと受けていろんな実例を話してくださる。向島の長屋や撚糸工場でやった展覧会のハナシがおもしろかった。たまたま立ち寄って、わけがわからずに話しかけてくる近所の人たち。中里さんは、丁寧に彼らに話しかけ、そのうち意気投合してしまうようだ。中里さんの話の「写真」を「本」に置き換えると、ぼくたちのやっているコト、これからやりたいコトが見えてくるという気がした。


8時に終わり、残った7人でどこかに行こうということになり、三崎坂上の〈町人〉に向かうが席がなく、また坂を下る。よみせ通りを数軒あたるが、いずれも満員。この辺りは大人数でいきなり入れる店はほとんどナイのだ。うろうろした末、千駄木駅近くの〈Ryu〉に落ち着く。美味しいし、量も食べきれないほど多い洋食屋。入れてよかった。10時半ごろまで話し、解散。車で来た中里さんとは、いずれ日を改めて飲みに行くことになった。写真展「東亰(とうけい)」は、一箱古本市の29日が最終日です。〈乱歩〉も大家さんなので、古本めぐりの途中で、入ってみてください(ワンオーダーお願いします)。