知らなかったぞ、神保町〈ソラリ〉

出勤日。昼休みに神保町へ。〈高岡書店〉で、宮原照夫『実録! 少年マガジン編集者奮闘記』(講談社)を買う。なんとA5判で540ページもある。厚いなあ。〈ディスクユニオン〉では、東口トルエンズ(山本久士&戸川純)の[東口DVD]を。〈岩波ブックセンター〉で、藤田綾子『大阪「鶴橋」物語 ごった煮商店街の戦後史』(現代書館)。


八木書店古書部の隣のビルに、〈ソラリ〉という古本屋の看板を発見。3階に上がる。ビルの一室だが、本棚を使わずに木箱の上に置いているので、ゆったりとした感じ。店主に訊くと、半年前からやってるそうだが、開けてない日も多いとか。美術・サブカル関係の珍しい本が多い。値札の裏に、「書物とは想像力を入れる容器です」などと文句が入っていた。


『復刻「少年マガジン」カラー大図解 ヴィジュアルの魔術師・大伴昌司の世界』(講談社)1万円、『別冊まんがNO.1 赤塚不二夫大年鑑』(日本社)1500円、石井輝男福間健二石井輝男映画魂』(ワイズ出版)サイン入りで3600円。この本は持っているハズだけど、読み返そうと思ったらゼンゼン見つからずに困っていた。それと、『えすとりあ』1981年創刊号(つげ義春特集)1500円。つげのインタビュー、藤原マキ「私の絵日記」、田村治芳「ゲンセンカン感染源」など。また、音楽CDもなかなかいいセンス。沖山秀子[サマータイム]を買う。あの《神々の深き欲望》の女優は、1980年代にジャズポーカリストになっていたのだ。渋谷毅ほかがバッキングしている。ほかにも、ネオダダに関わった音楽家刀根康尚の『現代芸術の位相』(田畑書店)など欲しい本があったが、今日はこの程度で。気に入ったのでまた来よう。