ブックカフェの本を出します

まず、告知。9月から編集者として働いているG社で、『ブックカフェものがたり 本とコーヒーのある店づくり』という本を、12月上旬に刊行する予定です。本書は、メタローグから刊行予定だったのですが、同社の倒産により、宙に浮いていた企画です。ぼくが8月に「チェコマッチラベル展」のために、大阪の〈calo bookshop&cafe〉に行ったときに、caloの石川さんにこの本のゲラを見せてもらい、「いい内容なのにもったいない。じゃあ、今度入るG社で出そう」というという具合に、偶然がうまく重なって、刊行が決まったのです。メタローグで予定されていた内容をベースにしながら、デザイン・レイアウトを一新し、新しいデータも加えています。


この本の宣伝をしなければならないのですが、この日記とは分けておきたいという気持ちもあり、別にブログをひとつつくりました。それが、きょうから公開する「『ブックカフェものがたり』公式ブログ」(http://kawasusu.exblog.jp/)です。この本の内容紹介や刊行予定に加えて、巻末に載せるブックカフェ・リストの情報収集の場にしたいと考えています。「G社ってドコだろう?」と思われていた方も、そちらで判明しますので、ぜひご覧になってください。この日記は南陀楼綾繁としての活動に絞りたいと思っていますので、ココでは今後も「G社」でいきますんで、そこんとこヨロシク。【10月28日追記 今朝、はてなキーワードの「南陀楼綾繁」にG社の実名が記されていたので、そこは削除させてもらいました。編集してくださった方にはすみませんが、G社の人もときどき読んでいるらしいので……。もちろん、ご自分のブログでG社の名前を出していただくのは構いません。『ブックカフェものがたり』に触れていただけるのは、もっと歓迎です。】それと、エキサイトのブログにしたのは、とくに理由はありませんが、はてなと勝手が違うので、さっそく混乱しています。エキサイトでの書物ブログの諸先輩(退屈男さん、四谷書房さん……)には、いろいろお伺いを立てることになると思いますので、お見捨てなく。では、公開します。


日記に戻る。8時半起きで、今日も出勤日。ドトーのごとき打ち合わせと、メール、電話のやり取りのうちに時間が過ぎる。やらねばならないコトが、まだたくさんある。7時過ぎ、神保町の蕎麦屋へ。堀切直人さん、右文書院の青柳さん、書肆アクセスの畠中さんと青木さんで、11月中旬からアクセスで開催されるブックフェアの打ち合わせ。今週日曜日(30日)、古書会館のイベント「テクストの祝祭日」の堀切直人鈴木地蔵トークショーで、そのブックフェアのチラシを配布します。このメンバーだと、打ち合わせしてても、すぐにハナシがヨコにずれる。飛び入りゲストのセドローくんも呆れ顔。ま、楽しいからイイけど。堀切さん、青柳さんと西日暮里で別れて、帰る。ウチでも複数のゲラが待っていた。