「不忍ブックストリート」公式サイトがオープン

まずは、お知らせ。
不忍ブックストリート」の公式サイトがオープンしました。URLはこちら。
http://yanesen.org/groups/sbs/
このサイトは、「谷根千ねっと」が提供しているシステムを使っています。管理人は、オヨヨ書林http://www.oyoyoshorin.com/)のオヨちゃん(山崎さん)です。いくつかのコーナーがありますが、最新の情報や雑談は、「不忍ブックストリート日誌」をご覧ください。これは簡易的なブログで、コメントも書き込めます。いずれ、この日誌をトップページに持ってくる予定です。
まだ十分なコンテンツとは云えませんが、少しずつ増やしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
今後、「不忍ブックストリート」の動きについては、この公式サイトをメインに、ぼくのこの日記は補足としてご覧ください。


今日も午前中は寝てた。12時前にやっと起き出す。鎌倉から旬公の両親が、墓参りのために上野まで来るので、西日暮里で昼飯を食べるコトになっている。不忍通りの〈サミット〉の近くにあるイタリア料理屋へ。いつも名前を忘れてしまうのだが、気楽に入れて、ちゃんと美味い料理が食べられる店。休日の昼はパスタだけだが、予約すると前菜をつけてくれる。今日のもウマかった。ウチに帰り、またヨコになる。ようやく布団は上げたが、仕事にかかる気力は出ず。「早稲田古本村」の連載、いつもギリギリには入れていたのだが、今回はどうしても書けず、休載にしてもらう。楽しんで書ける文章のハズなのに……。


そうこうしてると5時前になり、〈古書ほうろう〉へ。桂牧さんとほうろうの宮地さんとで相談。「一箱古本市」の打ち上げイベントで、桂さんに数曲歌っていただくことになる。心配だったのはアンプのことだが、桂さんがご自身で持ってきてくださるコトに。ありがたい。そのあと、店内に置きっ放しにしていた段ボール箱を整理する。最近のほうろうは買い取りに力を入れており、店内に買い取り本を詰めた箱が増えてのを知っていたのに、ココまでズルズル引き伸ばしてしまった。中身は、昨年の「モクローくん大感謝祭」用に値札をつけた本の残りや、展示用のミニコミ花森安治の装幀本など。本をいくつかの箱に詰めなおし、自転車で数往復してウチに持って帰る。奥の本棚の上にわずかなスペースをつくり、そこに載せる。これでまた、我が家から空間が消滅した。


昨日の豚汁の残りを食べながら、《新シルクロード》を見る。11時からは《情熱大陸》で角田光代さんの密着を。この種の番組は、ディレクターが勝手によくできたおハナシをつくってしまうのがイヤだが、今回はそんなこともなく、角田さんの人柄がよく伝わる構成になっていた。朝8時から仕事をすること、締め切りに絶対に遅れないことなどは知っていたが、ボクシングジムに何年も通っているとは知らなかった。角田さんは、「うまく喋れないことがコンプレックス」だとおっしゃるが、たしかに流暢な話し振りではないにしても、まっすぐに伝わる話し方のヒトだ。今回のインタビューのなかでは、「小説と作家を重ねて読むのは、いちばんつまらない読み方です」と話すシーンが、つよく印象に残った。このところ、なんとなく勝手に一人で落ち込んでいたのだが、角田さんの足元にも及ばないにしても、自分にできることをやるしかないよな、という気持ちになった。とはいえ、今日のところは溜まっていた日記を書き、短いアンケートの回答を書くので精一杯だった。そう簡単に、ヒトは変わらない。