眠くなるパズル

朝8時半起き。祝日だが、やらないとまずいこと多し。西日暮里で総目次の続き。雑誌というのはその号その号が勝負だから、通して見ると目次の立て方がずいぶん変わってくる。それをあとで総目次としてまとめる側はたいへんだ。今回はヤマサキさんがまとめたのをベースに、ぼくが表記上の統一をはかりながら編集しているのだが、例外続出に頭を抱える。一度法則を立てて半分ぐらいやったところで、変えた方がいいと思い立ち、その後別の法則でまとめる。となると、前の半分はまたやり直しになる。思わず電話でヤマサキさんに愚痴ってしまった。だけど、こうやって目次だけを見直していくと、新たに判ることもありオモシロイ。ぼくはこの雑誌には原稿は書いてないと思っていたが、一回だけ短いのを書いてるんですねー、すっかり忘れていた。


1時にいちど区切りをつけ、外出。阿佐ヶ谷駅前の〈丸長〉で半チャンラーメン。〈ラピュタ阿佐ヶ谷〉で、中平康監督《結婚相談》(1965)。中平映画は当たり外れが極端だが、コレはハズレかなあ。芦川いづみがオールドミスで結婚相談所に通う女を演じているので、コメディかと思ったら、どんどん悲惨な方向に。ストーリーにリアリティがない上に、演出もとんちんかん。なんだ、あの取ってつけたようなラストは。新宿で降り、〈紀伊國屋書店〉の5階へ。「紀伊國屋と新宿」フェア第2弾をやっている。「わめぞ」が古本を出していたが買わず。『新宿、紀伊國屋書店60s・70s』という無料配布の小冊子をもらう。冒頭が『新宿プレイマップ』の本間健彦さんの文章だ。


西日暮里に帰り、総目次の続き。7時までかかって、ようやく完成。疲れた〜。ウチに帰り、晩飯を食べながら、テレビで録画したアレクサンダー・ペイン監督《サイドウェイ》(2004・米)を観る。デブで目がギョロギョロしているポール・ジアマッティの主演。なんということのないハナシだが、最後まで観てしまった。そのあと、谷根千本の初校ゲラを見る。ページの下半分が余っているところにコラムを入れたり、別のところからコラムを移動させて来たり、文字を追い込んで行数を減らしたり、とパズルをやっている気分。最後まで一通り見おわったら1時半。これでようやく台割がつくれそうだ。