二週間ぶりの神保町

2時間ほど寝て目覚めたら、10時半。やばい、今日は「本コ」の発送作業の日だ! と慌てて出かける。仕事場に着いたら、作業開始が1時だと知ってがっくり。途中まで書いていた『ぐるり』の原稿を仕上げる。今回は渡辺勝について。発送作業を終え、昼飯を食べてから、次号の連絡を取りながら、今度は『彷書月刊』の原稿にかかる。2時間ほどでどうやら書き上がる。おお、珍しく今日は2本も書いたぞ(ライターならフツーの仕事なんだけど)。


6時前に出て、神保町へ。先週はずーっと臥せっていたし、その前もしばらく行ってない。いま確かめたら、この前行ったのは2月21日だった(〈ラーメン二郎〉にヘキエキした日)。アレから二週間も行ってないとは、ちょっと信じられない。〈日本特価書籍〉で2冊、〈高岡書店〉で4冊買ってから、日本古書通信社へ。樽見さんと雑談。奥から八木福次郎さんが出てきて、4月21日〜24日に古書会館で「古本屋が書いた本」という展示をやるコトになったと教えてくれる。戦前から現在まで、古本屋さんが自分で書いた本を一堂に並べるそうで、ギャラリートークもあるとのこと。


数日間、新刊書店を見てなかったので、〈書泉グランデ〉と〈三省堂書店〉を覗く。まだ体調が万全でなく、裏通りの古本屋まで回る気力はなかった。丸ノ内線新御茶ノ水駅まで歩き、本郷三丁目へ。駅前の〈麦〉に入る。名曲喫茶なのに無音だし、議員候補の後援会かなにかで大人数のグループがビール飲んでるしで、すさんだ雰囲気。その中でこちらもビールを飲みながら、さっき買った日垣隆『売文生活』(ちくま新書)を読みはじめる。アタマの部分はこのヒトにしてはちょっとかったるいかな(と思ったら、4章に入ってから面白くなる)。


本郷4丁目にある、「谷根千ねっと」ウェブマスターの守本善徳さんの自宅で、オヨちゃん、ほうろうの宮地さんと、「不忍ブックストリート」のサイトについての打ち合せ。こないだは既成のブログサービスを使おうということに決まりかけていたが、守本さんにハナシをうかがううちに、「谷根千ねっと」と連携するメリットが大きいことが飲み込めた。そこで、守本さんの提供するシステムで、サイト(ブログ機能+α)を持つことに決定。オヨちゃんがデザインを少し直したうえで、今月半ばにはアップすることに決まった。近々URLを公開します。


オヨちゃんと湯島まで歩き、千代田線で千駄木まで。〈千尋〉で晩飯をと思ったら、休みで残念。この辺は、10時過ぎると入れる店が少なくなる。〈蟻や〉でビールを飲みながら、古書業界のことなど、あれこれ話す。オヨちゃんがこの世界に入ったのと同じ、22、23歳の新人がまた出ているようだ。旬公も合流するハズだったが、ぼくの携帯で連絡がつかず、〈蟻や〉でおにぎりをつくってもらい、持って帰る。


旬公が『谷根千』に載せる「一箱古本市」の広告で格闘しているヨコで、菊地直恵『鉄子の旅』第1、2巻(小学館)を読む。まあまあ。そのあと、吾妻ひでお失踪日記』(イースト・プレス)を読みはじめたら、とまらない。何度かにわたるホームレスとアル中の現実の経験を描いたものなのに、キャラクターもストーリーも、まぎれもなく吾妻ひでおの作品そのものだ。いやー、コレはすごいぞ。そのあと、吾妻ひでおを特集した『Comic新現実』3号のインタビューを読むが、こちらはマンガほどオモシロくなかった(聞き手の大塚英志のせいか)。けっきょく、そのまま眠れず、広告が上がったのを確認してようやく眠ったのは6時過ぎ。ここんところ、昼夜逆転気味だ。


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